Ruby 1.8.7 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > jcodeライブラリ
Stringクラスのメソッドを追加、再定義し、 日本語を意識した文字列処理を提供します。
対象の文字列のエンコーディングが $KCODE で あるものとして処理します。つまりスクリプト中で $KCODE を変更すると以後メソッドの動作が変わります。
String#chop、String#delete といった既存の メソッドを置き換えるため、別のライブラリの 動作が変化してしまう可能性があります。 そのためこのライブラリを使ってよいのは 利用しているライブラリを含め 動作しているソースすべてが把握可能な場合のみです。
マルチバイト文字列の取扱に関する問題を このライブラリで解決しようとするのはお勧めしません。 Ruby の文字列のエンコーディングの取り扱いに関しては、 Rubyの起動 の -K オプションの所や、 $KCODE を 見てください。
#!/usr/bin/ruby -Ke # -*- coding: euc-jp -*- # 漢字コードをEUC-JPに。 # Windows で Shift JIS なら -Ks, coding: cp932 にする # jcode ライブラリを読み込み、メソッドの追加、再定義を行う require 'jcode' # 再定義された String#tr を呼びだす puts 'abcdef'.tr('a-z', 'A-Z')
String#chop
String#chop!
String#delete
String#delete!
String#each_char
String#jcount
String#jlength
String#mbchar?
String#squeeze
String#squeeze!
String#succ
String#succ!
String#tr
String#tr!
String#tr_s
String#tr_s!