Ruby 1.8.7 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rdoc/code_objectsライブラリ > RDoc::CodeObjectクラス

class RDoc::CodeObject

クラスの継承リスト: RDoc::CodeObject < Object < Kernel

要約

RDoc のコードツリーを表現するクラスの基本クラスです。

以下は RDoc::CodeObject のサブクラスのツリーです。

 * RDoc::Context
   * RDoc::TopLevel
   * RDoc::ClassModule
     * RDoc::AnonClass
     * RDoc::NormalClass
     * RDoc::NormalModule
     * RDoc::SingleClass
 * RDoc::AnyMethod
   * RDoc::GhostMethod
   * RDoc::MetaMethod
 * RDoc::Alias
 * RDoc::Attr
 * RDoc::Constant
 * RDoc::Require
 * RDoc::Include

目次

特異メソッド
new
インスタンスメソッド
comment comment= document_children document_children= document_self document_self= parent parent= remove_classes_and_modules remove_methods_etc section section= start_doc stop_doc

特異メソッド

new -> RDoc::CodeObject[permalink][rdoc]

自身を初期化します。

インスタンスメソッド

comment -> String[permalink][rdoc]

自身のコメントを返します。

comment=(comment)[permalink][rdoc]

自身のコメントを comment に設定します。

ただし、comment が空文字列だった場合は何もしません。

[PARAM] comment:
コメントを文字列で指定します。
document_children -> bool[permalink][rdoc]

自身に含まれるメソッド、エイリアス、定数や属性をドキュメントに含めるか どうかを返します。

[SEE_ALSO] RDoc::CodeObject#document_self

document_children=(val)[permalink][rdoc]

自身に含まれるメソッド、エイリアス、定数や属性をドキュメントに含めるか どうかを設定します。

:nodoc:、:stopdoc: を指定した時に false が設定されます。

[PARAM] val:
true を指定した場合、上記をドキュメントに含めます。

[SEE_ALSO] RDoc::CodeObject#document_self=, RDoc::CodeObject#remove_classes_and_modules

document_self -> bool[permalink][rdoc]

自身をドキュメントに含めるかどうかを返します。

[SEE_ALSO] RDoc::CodeObject#document_children

document_self=(val)[permalink][rdoc]

自身をドキュメントに含めるかどうかを設定します。

:doc: を指定した時に true が設定されます。 :nodoc:、:stopdoc: を指定した時に false が設定されます。

[PARAM] val:
true を指定した場合、自身をドキュメントに含めます。

[SEE_ALSO] RDoc::CodeObject#document_children=, RDoc::CodeObject#remove_methods_etc

parent -> RDoc::CodeObject[permalink][rdoc]

自身を所有する(変数や定数などの形で保持する)オブジェクトを返します。

parent=(val)[permalink][rdoc]

自身を所有する(変数や定数などの形で保持する)オブジェクトを設定します。

[PARAM] val:
RDoc::CodeObject のサブクラスのオブジェクトを指定しま す。
remove_classes_and_modules -> ()[permalink][rdoc]

何もしません。RDoc::CodeObject#document_children= に false を指定 した時のコールバックとして呼び出されます。オーバーライドして使用します。

remove_methods_etc -> ()[permalink][rdoc]

何もしません。RDoc::CodeObject#document_self= に false を指定した 時のコールバックとして呼び出されます。オーバーライドして使用します。

section -> RDoc::Context::Section[permalink][rdoc]

所属している section を返します。

section=(val)[permalink][rdoc]

所属する section を設定します。

[PARAM] val:
RDoc::Context::Section オブジェクトを指定します。
start_doc -> ()[permalink][rdoc]

以降に解析したコメントを RDoc::CodeObject#stop_doc を呼び出すまで の間、ドキュメントに含めます。

:startdoc: を見つけた時に呼び出されます。 RDoc::CodeObject#document_selfRDoc::CodeObject#document_children を true に設定します。

[SEE_ALSO] RDoc::CodeObject#end_doc

stop_doc -> ()[permalink][rdoc]

以降に解析したコメントを RDoc::CodeObject#start_doc を呼び出すま での間、ドキュメントに含めません。

:stopdoc: を見つけた時に呼び出されます。 RDoc::CodeObject#document_selfRDoc::CodeObject#document_children を false に設定します。

[SEE_ALSO] RDoc::CodeObject#start_doc