要約
RDoc が解析したソースコードを RDoc::CodeObject のツリーからその他の形式に出力するためのサブライブラリです。
RDoc には HTML 向けのジェネレータの RDoc::Generator::Darkfish と ri 向けのジェネレータの RDoc::Generator::RI が付属しています。
ジェネレータの登録
RDoc::RDoc.add_generator を呼び出す事でジェネレータの登録が行えます。
class My::Awesome::Generator RDoc::RDoc.add_generator self end
rdoc のオプションの追加
rdoc ではオプションの処理の前に RDoc::Options は各ジェネレータの #setup_options メソッドを実行します。ジェネレータは 第一引数で渡される RDoc::Options#option_parser に対して rdoc コマンドのオプションを追加できます。rdoc/options の例と OptionParser も併せて参照してください。
ジェネレータのインストール
ソースコードを解析した後は RDoc:RDoc オブジェクトはジェネレータのコンストラクタの引数に RDoc::Store オブジェクトと RDoc::Options オブジェクトを渡して初期化します。
RDoc::Store オブジェクトは解析したソースコードに関する情報を保持しています。RDoc 3 以前は RDoc::TopLevel オブジェクトがこの情報を保持しています。ジェネレータを RDoc 3 以前のものから更新する際には、RDoc::TopLevel を使って記述された処理を置き換える必要があります。
RDoc は出力を行う際にジェネレータの generate メソッドを呼び出します。RDoc::Store や RDoc::CodeObject のツリーのメソッドを使って要求される形式のフォーマットを出力してください。
モジュール
RDoc::Generator | RDoc が解析したソースコードを RDoc::CodeObject のツリーからその他の形式に出力するためのクラスです。 |
サブライブラリ
rdoc/generator/darkfish | HTML を生成するためのサブライブラリです。 |
rdoc/generator/json_index | 他のジェネレータが生成する HTML で検索が行えるように、JSON の検索インデックスを生成するサブライブラリです。 |
rdoc/generator/markup | ライブラリ内部で使用します。 |
rdoc/generator/ri | ri のためのファイルを生成するためのサブライブラリです。 |