Ruby 2.1.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rdoc/parser/rubyライブラリ
Ruby のソースコードを解析するためのサブライブラリです。
拡張子が .rb、.rbw のファイルを解析する事ができます。
動的に定義されたメソッドをドキュメントに含めたい場合、## でコメントを開始します。
## # This is a meta-programmed method! add_my_method :meta_method, :arg1, :arg2
RDoc::Parser::Ruby は上記の :meta_method ようにメソッドの定義を行 うような識別子の後に続くトークンをメソッド名として解釈します。メソッド 名が見つからなかった場合、警告が表示されます。また、この場合はメソッド 名は 'unknown' になります。
:method: 命令を使う事でメソッド名を指定する事もできます。
## # :method: woo_hoo!
デフォルトでは動的に定義されたメソッドはインスタンスメソッドとして解析 されます。特異メソッドとしたい場合は、:singleton-method: 命令を指定しま す。
## # :singleton-method:
以下のようにメソッド名を指定する事もできます。
## # :singleton-method: woo_hoo!
また、属性についても同様に :attr:、 :attr_reader:、 :attr_writer:、 :attr_accessor: を指定する事ができます。属性の名前は省略できます。
## # :attr_reader: my_attr_name
:method:、 :singleton-method: や :attr: 命令を使う事で実際には定義され ていないメソッドもドキュメントに含める事ができます。
## # :attr_writer: ghost_writer # There is an attribute here, but you can't see it! ## # :method: ghost_method # There is a method here, but you can't see it! ## # this is a comment for a regular method def regular_method() end
RDoc::Parser::Ruby | Ruby のソースコードを解析するためのクラスです。 |
RDoc::RubyLex | ライブラリの内部で使用します。 |
RDoc::RubyToken | ライブラリの内部で使用します。 |
e2mmap | 例外クラスに特定のエラーメッセージ用フォーマットを関連づけるためのライブラリです。 |
irb/notifier | ライブラリ内部で使用します。 |
irb/output-method | irb が出力を扱うためのサブライブラリです。 |
irb/slex | Ruby のソースコードを字句解析するためのサブライブラリです。 irb/ruby-lex から使用されます。 |
rdoc | RDoc は Ruby のドキュメント生成を行うためのライブラリです。rdoc という ドキュメント生成のためのコマンドも含んでいます。 |
rdoc/alias | RDoc::Alias を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/anon_class | RDoc::AnonClass を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/any_method | RDoc::AnyMethod を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/attr | RDoc::Attr を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/class_module | RDoc::ClassModule を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/code_object | RDoc::CodeObject を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/code_objects | Ruby のソースコード中にあるクラス、モジュール、メソッドなどの構成要素を 表現するためのサブライブラリです。 |
rdoc/constant | RDoc::Constant を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/context | RDoc::Context と RDoc::Context::Section を定義するサブライ ブラリです。 |
rdoc/ghost_method | RDoc::GhostMethod を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/include | RDoc::Include を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/known_classes | Ruby の組み込みクラスに関する定数を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/meta_method | RDoc::MetaMethod を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/normal_class | RDoc::NormalClass を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/normal_module | RDoc::NormalModule を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/parser | rdoc で解析できるファイルの種類を追加するためのサブライブラリです。 |
rdoc/parser/c | C 言語で記述されたソースコードから組み込みクラス/モジュールのドキュメン トを解析するためのサブライブラリです。 |
rdoc/parser/changelog | ChangeLog ファイルを解析するためのサブライブラリです。 |
rdoc/parser/markdown | Markdown 形式で記述されたファイルを解析するためのサブライブラリです。 |
rdoc/parser/rd | RD 形式で記述されたファイルを解析するためのサブライブラリです。 |
rdoc/parser/ruby | Ruby のソースコードを解析するためのサブライブラリです。 |
rdoc/parser/simple | ソースコード以外のファイルを解析するためのサブライブラリです。 |
rdoc/require | RDoc::Require を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/single_class | RDoc::SingleClass を定義するサブライブラリです。 |
rdoc/stats | RDoc のステータスを管理するサブライブラリです。 |
rdoc/token_stream | トークンを管理するためのサブライブラリです。 |
rdoc/top_level | RDoc::TopLevel を定義するサブライブラリです。 |
time | 組み込みの Time クラスを拡張します。 日時を表す文字列をパースして Time オブジェクトに変換したり、 逆に Time オブジェクトを RFC などで定められた文字列に 変換する機能を提供します。 |