Ruby 1.8.7 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Stringクラス > inspect

instance method String#inspect

inspect -> String[permalink][rdoc]

文字列オブジェクトの内容を、出力したときに人間が読みやすいような適当な形式に変換します。 変換された文字列は印字可能な文字のみによって構成されます

現在の実装では、Ruby のリテラル形式を使って、 文字列中の不可視文字をエスケープシーケンスに変換します。

$KCODE が設定されている場合は、 そのエンコーディング内の適正なマルチバイト文字をそのまま出力します。 それ以外の不可視文字はエスケープシーケンスを使って出力されます。

このメソッドは主にデバッグのために用意されています。 永続化などの目的で文字列をダンプしたいときは、 String#dump を使うべきです。

例:

# p ではないことに注意
puts "string".inspect    # => "string"
puts "\t\r\n".inspect    # => "\t\r\n"

[SEE_ALSO] String#dump