Ruby 1.8.7 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Moduleクラス > undef_method (private)

instance method Module#undef_method

undef_method(*name) -> self[permalink][rdoc]

このモジュールのインスタンスメソッド name を未定義にします。

[PARAM] name:
0 個以上の StringSymbol を指定します。
[EXCEPTION] NameError:
指定したインスタンスメソッドが定義されていない場合に発生します。

「未定義にする」とは

このモジュールのインスタンスに対して name という メソッドを呼び出すことを禁止するということです。 スーパークラスの定義が継承されるかどうかという点において、 「未定義」は「メソッドの削除」とは区別されます。 以下のコード例を参照してください。

class A
  def ok
    puts 'A'
  end
end
class B < A
  def ok
    puts 'B'
  end
end

B.new.ok   # => B

# undef_method の場合はスーパークラスに同名のメソッドがあっても
# その呼び出しはエラーになる
class B
  undef_method :ok
end
B.new.ok   # => NameError

# remove_method の場合はスーパークラスに同名のメソッドがあると
# それが呼ばれる
class B
  remove_method :ok
end
B.new.ok   # => A

また、undef 文と undef_method の違いは、 メソッド名を String または Symbol で与えられることです。

module M1
  def foo
  end
  def self.moo
    undef foo
  end
end
M1.instance_methods false #=> ["foo"]
M1.moo
M1.instance_methods false #=> []
module M2
  def foo
  end
  def self.moo
    undef_method :foo
  end
end
M2.instance_methods false #=> ["foo"]
M2.moo
M2.instance_methods false #=> []