singleton method WEBrick::HTTPServer.new

new(config = {}, default = WEBrick::Config::HTTP) -> WEBrick::HTTPServer[permalink][rdoc][edit]

HTTPServer オブジェクトを生成して返します。

[PARAM] config:
設定を保存したハッシュを指定します。有効なキー(Symbol オブジェクト)と値は以下のとおりです。
:RequestTimeout

どれだけの時間 クライアントからの入力を待つかを整数か Float で指定します。単位は秒です。

:HTTPVersion

使用する HTTP のバージョンです。WEBrick::HTTPVersion オブジェクトで指定します。デフォルトは 1.1 です。

:AccessLog

アクセスログの出力先とフォーマットを [[io, format], [io, format], ...] のような配列で指定します。io は IO オブジェクトです。format は文字列です。デフォルトではフォーマットの形式は Apache のそれに準拠し標準エラー出力に出力します。 http://httpd.apache.org/docs/mod/mod_log_config.html#formats WEBrick::AccessLog::COMMON_LOG_FORMAT WEBrick::AccessLog::REFERER_LOG_FORMAT も参照して下さい。

:MimeTypes

拡張子と mime-type との対応をハッシュで指定します。デフォルトは WEBrick::HTTPUtils::DefaultMimeTypes です。

:DirectoryIndex

ディレクトリのインデックスとなるファイル名を配列で指定します。

:DocumentRoot

サーバ上のルートディレクトリに対応させる、ローカルのファイルシステムのディレクトリを文字列で指定します。

:DocumentRootOptions

ルートディレクトリの処理を担当する WEBrick::HTTPServlet::FileHandler のコンストラクタに渡されるオプションをハッシュで指定します。デフォルトは { :FancyIndexing => true } ですので、ディレクトリにアクセスするとディレクトリの内容を適当な形式で表示します。

:RequestCallback

クライアントからのリクエストを受け付けた時に呼ばれる Proc オブジェクトを指定します。callback.call(req, res) のように WEBrick::HTTPRequest オブジェクトと WEBrick::HTTPResponse オブジェクトを引数として呼ばれます。

:ServerAlias

サーバのホスト名の別名を文字列の配列で指定します。

:CGIInterpreter

CGI を実行するインタプリタを文字列で指定します。

:CGIPathEnv

CGI に渡される PATH 環境変数を文字列で指定します。

:Escape8bitURI

この値が true の場合、クライアントからのリクエスト URI に含まれる 8bit 目が立った文字をエスケープします。デフォルトは false です。

[PARAM] default:
config で指定されなかった場合のデフォルトの設定を保存したハッシュを指定します。