singleton method OpenSSL::PKey::RSA.generate

generate(size, exponent = 65537) -> OpenSSL::PKey::RSA[permalink][rdoc][edit]
generate(size, exponent = 65537) {|u,n| ... } -> OpenSSL::PKey::RSA

乱数により RSA 公開鍵と秘密鍵のペアを生成して、RSA オブジェクトを返します。

このメソッドを呼ぶ前に OpenSSL::Random の各モジュール関数によって乱数が適切に初期化されている必要があります。

size で鍵の modulus のビット数つまりは鍵のサイズを指定します。最低でも1024を指定してください。 exponent で public exponent を指定します。exponent には奇数を指定し、大抵の場合、3、17 あるいは 65537 を指定します。

このメソッドにブロックが渡された場合には、鍵生成の途中経過の情報を引数としてブロックが呼び出されます。

  • n個目の素数候補を生成した場合、u=0 でブロックが呼びだされる
  • 生成した素数候補がn回目の素数テスト(Miller-Robin)に成功した 場合、u=1 でブロックが呼び出される
  • n個目に生成した素数が鍵として不適切な場合には、u=2 でブロックが 呼びだされる
  • p-1 が e と互いに素であるような素数 p が見付かった場合には、 u=3, n=0 でブロックが呼び出される
  • 以上の素数生成をもう一度繰り返し、適切な素数 q が見付かった場合には、 u=3, n=1 でブロックが呼び出される

RSA 鍵ペアの生成には時間がかかるため、鍵生成の途中経過をユーザに表示したい場合にこの機能を使います。

[PARAM] size:
鍵のサイズ
[PARAM] exponent:
public exponent