sum(init=0) -> object
[permalink][rdoc]sum(init=0) {|e| expr } -> object
要素の合計を返します。例えば [e1, e2, e3].sum は init + e1 + e2 + e3 を返します。
ブロックが与えられた場合、加算する前に各要素にブロックが適用されます。
配列が空の場合、initを返します。
例:
[].sum #=> 0 [].sum(0.0) #=> 0.0 [1, 2, 3].sum #=> 6 [3, 5.5].sum #=> 8.5 [2.5, 3.0].sum(0.0) {|e| e * e } #=> 15.25 [Object.new].sum #=> TypeError
配列の平均値は以下のように求められます。
例:
mean = ary.sum(0.0) / ary.length
init 引数を明示的に指名すると数値以外のオブジェクトにも使えます。
例:
["a", "b", "c"].sum("") #=> "abc" [[1], [[2]], [3]].sum([]) #=> [1, [2], 3]
しかし、文字列の配列や配列の配列の場合 Array#join や Array#flatten の方が Array#sum よりも高速です。
例:
["a", "b", "c"].join #=> "abc" [[1], [[2]], [3]].flatten(1) #=> [1, [2], 3]
"+" メソッドが再定義されている場合、Array#sum は再定義を無視することがあります(例えばInteger#+)。
[SEE_ALSO] Enumerable#sum