class OpenSSL::OCSP::CertificateId

要約

失効状態を問い合わせたい個々の証明書を識別するためのクラスです。

問い合わせたい証明書にissuerの情報+αを付加したオブジェクトです。

CertificateId オブジェクトを複数 OpenSSL::OCSP::Request に含め、同時に問い合わせることができます。

目次

特異メソッド
インスタンスメソッド

特異メソッド

new(subject, issuer, digest=nil) -> OpenSSL::OCSP::CertificateId[permalink][rdoc]

CertificateId オブジェクトを生成します。

subject には問合せ対象の証明書を、issuerにはsubjectのissuer(発行者) の証明書を渡します。

[PARAM] subject:
問合せ対象の証明書(OpenSSL::X509::Certificate オブジェクト)
[PARAM] issuer:
subjectのissuer(発行者)の証明書(OpenSSL::X509::Certificate オブジェクト)
[PARAM] digest:
issuerの名前のハッシュ値、issuerの証明書の公開鍵のハッシュ値を取るためのハッシュアルゴリズム。nilでデフォルトのアルゴリズムが使われます
[EXCEPTION] OpenSSL::OCSP::OCSPError:
オブジェクトの生成に失敗した際に発生します

インスタンスメソッド

cmp(other) -> bool[permalink][rdoc]

2つの CertificateId オブジェクトを比較し、同じものであれば真を返します。

[PARAM] other:
比較する OpenSSL::OCSP::CertificateId オブジェクト

[SEE_ALSO] OpenSSL::OCSP::CertificateId#cmp_issuer

cmp_issuer(other) -> bool[permalink][rdoc]

2つの CertificateId オブジェクトの issuer(証明書発行者)を比較し、同じ issuer であれば真を返します。

[PARAM] other:
比較する OpenSSL::OCSP::CertificateId オブジェクト

[SEE_ALSO] OpenSSL::OCSP::CertificateId#cmp

serial -> OpenSSL::BN[permalink][rdoc]

証明書の識別番号を返します。

[SEE_ALSO] OpenSSL::X509::Certificate#serial