class IRB::Inspector

要約

実行結果の出力を行うためのクラスです。

目次

特異メソッド
インスタンスメソッド

特異メソッド

def_inspector(key, arg = nil) { |v| ... } -> object[permalink][rdoc]

新しい実行結果の出力方式を定義します。

[PARAM] key:
conf.inspect_mode や IRB.conf[:INSPECT_MODE] に指定するキーオブジェクトを指定します。配列を指定した場合は配列中の要素全てが対象になります。
[PARAM] arg:
ブロックを指定する場合には、inspect_mode の初期化のための手続きオブジェクトを指定します。あらかじめ require が必要な場合などに、proc { require "foo" } といった指定を行います。ブロックを指定しない場合には、実行結果の出力のための手続きオブジェクトを指定します。

例.

# .irbrc
IRB::Inspector.def_inspector([:test]){ |v| v.to_s * 2 }

$ irb --inspect test
irb(main):001:0> :abc # => abcabc

[SEE_ALSO] irb/実行結果の出力方式

keys_with_inspector(inspector) -> Array[permalink][rdoc]

引数で指定した IRB::Inspector に対応する key の配列を返します。

[PARAM] inspector:
IRB::Inspector オブジェクトを指定します。
IRB::Inspector.keys_with_inspector(IRB::Inspector::INSPECTORS[true])
# => [true, :p, "p", :inspect, "inspect"]

インスタンスメソッド

init -> ()[permalink][rdoc]

ライブラリ内部で使用します。

inspect_value(v) -> ()[permalink][rdoc]

ライブラリ内部で使用します。