Ruby 2.3.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > opensslライブラリ > OpenSSL::Cipherクラス > pkcs5_keyivgen

instance method OpenSSL::Cipher#pkcs5_keyivgen

pkcs5_keyivgen(pass, salt=nil, num=2048, digest="md5") -> nil[permalink][rdoc]

pass と salt から鍵と IV を生成し、暗号オブジェクトに設定します。

このメソッドは PKCS#5 v1.5 で定義されている方法に 従って鍵と IV を生成します。PKCS#5 v1.5 と正しく互換するには digest は md5 か sha1 を使い、暗号アルゴリズムは RC2, RC4-40, DES のいずれかを使わなければなりません。

このメソッドの利用は推奨されません。これではなく PKCS#5 v2.0 に定義されている方法で鍵と IV を生成すべきです。

salt が nil である場合には salt なしと見なします。

num は必要なデータの生成でハッシュ関数を何回繰り返し適用するかを 指定します。最低でも1000を使うべきです。

[PARAM] pass:
パスワード文字列
[PARAM] salt:
鍵と IV を生成するための salt 文字列、長さは 8 byte でなければならない
[PARAM] num:
ハッシュ関数の適用回数
[PARAM] digest:
ハッシュアルゴリズムを指定する文字列もしくは OpenSSL::Digest のオブジェクト
[EXCEPTION] OpenSSL::Cipher::CipherError:
saltが8 byte でない場合や、鍵と IV の設定に失敗した場合に発生します

[SEE_ALSO] OpenSSL::PKCS5