Ruby 2.3.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rakeライブラリ > Rake::InvocationChainクラス

class Rake::InvocationChain

クラスの継承リスト: Rake::InvocationChain < Object < Kernel < BasicObject

要約

循環したタスクの呼び出しを検出するためのクラスです。

例:

a = Rake::InvocationChain::EMPTY
b = a.append('task_a').append('task_b')
p b.to_s  # => "TOP => task_a => task_b"

a.append('task_a').append('task_b').append('task_a') # => 例外発生

目次

特異メソッド
append new
インスタンスメソッド
append member? to_s
定数
EMPTY

特異メソッド

append(task_name, chain) -> Rake::InvocationChain[permalink][rdoc]

与えられたタスク名を第二引数の Rake::InvocationChain に追加します。

[PARAM] task_name:
タスク名を指定します。
[PARAM] chain:
既に存在する Rake::InvocationChain のインスタンスを指定します。
new(task_name, tail)[permalink][rdoc]

与えられたタスク名と一つ前の Rake::InvocationChain を用いて自身を初期化します。

[PARAM] task_name:
タスク名を指定します。
[PARAM] tail:
一つ前の Rake::InvocationChain を指定します。

インスタンスメソッド

append(task_name) -> Rake::InvocationChain[permalink][rdoc]

与えられたタスク名を追加して新しい Rake::InvocationChain を返します。

[PARAM] task_name:
追加するタスク名を指定します。
[EXCEPTION] RuntimeError:
循環したタスクの呼び出しを検出した場合に発生します。
member?(task_name) -> bool[permalink][rdoc]

与えられたタスク名が自身に含まれる場合は真を返します。 そうでない場合は偽を返します。

[PARAM] task_name:
タスク名を指定します。
to_s -> String[permalink][rdoc]

トップレベルのタスクから自身までの依存関係を文字列として返します。

定数

EMPTY -> Rake::InvocationChain::EmptyInvocationChain[permalink][rdoc]

Rake::InvocationChain::EmptyInvocationChain のインスタンスを表します。