Ruby 2.3.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rubygems/installerライブラリ > Gem::Installerクラス
クラスの継承リスト: Gem::Installer < Gem::UserInteraction < Gem::DefaultUserInteraction < Gem::RequirePathsBuilder < Object < Kernel < BasicObject
Gem::Installer は Gem を展開し、 Gem に含まれていたファイルを ファイルシステム上の正しい位置に配置します。
また、gemspec を specifications ディレクトリに、キャッシュを cache ディレクトリに、 実行ファイルやシンボリックリンクなどを bin ディレクトリに配置します。
exec_format -> String
[permalink][rdoc]実行ファイル名のフォーマットを返します。
指定しない場合は ruby コマンドと同じフォーマットを使用します。
exec_format=(format)
[permalink][rdoc]実行ファイル名のフォーマットをセットします。
home_install_warning -> bool
[permalink][rdoc]この値が真の場合、ホームディレクトリに Gem をインストールしようとすると警告を表示します。
home_install_warning=(flag)
[permalink][rdoc]ホームディレクトリに Gem をインストールしようとすると警告を表示するかどうかセットします。
new(gem, options = {}) -> Gem::Installer
[permalink][rdoc][TODO] 書いてないオプションがいっぱいある
与えられた引数で自身を初期化します。
コマンドのラッパーで shebang line に /usr/bin/env を使用します。
署名された Gem のみをインストールするというポリシー以外、 全てのバージョンチェックとセキュリティポリシーのチェックを行わないようにします。
依存関係を満たしていない場合でも例外を発生させません。
Gem をインストールするディレクトリを指定します。
実行ファイルの名前を ruby と同じフォーマットにするかどうか指定します。 インストールされている ruby が ruby19 という名前の場合、foo_exec という名前の 実行ファイルは foo_exec19 という名前でインストールされます。
特定のセキュリティポリシーを使用します。詳細は Gem::Security を参照してください。
この値が真の場合は、ラッパーをインストールします。偽の場合は、シンボリックリンクを作成します。
この値が false の場合は、ユーザのホームディレクトリに Gem をインストールしません。 この値が nil の場合は、ユーザのホームディレクトリに Gem をインストールしますが、警告が表示されます。
path_warning -> bool
[permalink][rdoc]この値が 真の場合は Gem.bindir が PATH に含まれていない場合に警告を表示します。
path_warning=(flag)
[permalink][rdoc]Gem.bindir が PATH に含まれていない場合に警告を表示するかどうかセットします。
app_script_text -> String
[permalink][rdoc]アプリケーションのための実行ファイルの雛形のテキストを返します。
bin_dir -> String
[permalink][rdoc]実行ファイルをインストールするディレクトリを返します。
build_extensions
[permalink][rdoc]拡張ライブラリをビルドします。
拡張ライブラリをビルドするためのファイルタイプとして有効であるのは、 extconf.rb, configure script, Rakefile, mkmf_files です。
ensure_dependency(spec, dependency) -> true
[permalink][rdoc]インストールしようとしている Gem が依存関係を満たしている事を確認します。
依存関係を満たしていない場合は、例外 Gem::InstallError が発生します。
extract_files
[permalink][rdoc]ファイルのインデックスを読み取って、それぞれのファイルを Gem のディレクトリに展開します。
また、ファイルを Gem ディレクトリにインストールしないようにします。
formatted_program_filename(filename) -> String
[permalink][rdoc]Ruby のコマンドと同じプレフィックスとサフィックスを付けたファイル名を返します。
gem_home -> String
[permalink][rdoc]Gem のインストール先を返します。
generate_bin
[permalink][rdoc]Gem でインストールされる実行ファイルを作成します。
generate_bin_script(filename, bindir)
[permalink][rdoc]Gem に入っているアプリケーションを実行するためのスクリプトを作成します。
generate_bin_symlink(filename, bindir)
[permalink][rdoc]Gem に入っているアプリケーションを実行するためのシンボリックリンクを作成します。
現在インストールされている Gem よりも新しい Gem をインストールするときは、 シンボリックリンクを更新します。
generate_windows_script(filename, bindir)
[permalink][rdoc]コマンドの実行を容易にするために Windows 向けのバッチファイルを作成します。
install -> Gem::Specification
[permalink][rdoc]Gem をインストールします。
以下のディレクトリ構造で Gem をインストールします。
@gem_home/ cache/<gem-version>.gem #=> インストールした Gem のコピー gems/<gem-version>/... #=> インストール時に展開したファイル specifications/<gem-version>.gemspec #=> gemspec ファイル
installation_satisfies_dependency?(dependency) -> bool
[permalink][rdoc]登録されているソースインデックスが与えられた依存関係を 満たすことができる場合は、真を返します。そうでない場合は偽を返します。
shebang(bin_file_name) -> String
[permalink][rdoc]実行ファイル内で使用する shebang line (#! line) を表す文字列を返します。
spec -> Gem::Specification
[permalink][rdoc]インストールしようとしている Gem に対応する Gem::Specification のインスタンスを返します。
unpack(directory)
[permalink][rdoc]与えられたディレクトリに Gem を展開します。
windows_stub_script -> String
[permalink][rdoc]コマンドを起動するために使用する Windows 用のバッチファイルの内容を 文字列として返します。
write_spec
[permalink][rdoc]Ruby スクリプト形式で .gemspec ファイルを作成します。