Ruby 2.2.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > loggerライブラリ > Loggerクラス
クラスの継承リスト: Logger < Logger::Severity < Object < Kernel < BasicObject
ログを記録するためのクラスです。
new(logdev, shift_age = 0, shift_size = 1048576) -> Logger
[permalink][rdoc]Logger オブジェクトを生成します。
例:
require 'logger' logger = Logger.new(STDERR) logger = Logger.new(STDOUT) logger = Logger.new('logfile.log') file = File.open('foo.log', File::WRONLY | File::APPEND | File::CREAT) logger = Logger.new(file, 'daily')
self << msg -> Integer | nil
[permalink][rdoc]ログを出力します。
add(severity, message = nil, progname = nil) -> true
[permalink][rdoc]add(severity, message = nil, progname = nil) { ... } -> true
log(severity, message = nil, progname = nil) -> true
log(severity, message = nil, progname = nil) { ... } -> true
メッセージをログに記録します。
ブロックを与えた場合はブロックを評価した返り値をメッセージとしてログに記録します。 ユーザがこのメソッドを直接使うことはあまりありません。
close -> nil
[permalink][rdoc]ログ出力に使用していた IO オブジェクトを閉じます。
datetime_format -> String | nil
[permalink][rdoc]ログに記録する時の日付のフォーマットです。
デフォルトでは nil ですが、この値が nil の場合は日付のフォーマットとして "%Y-%m-%dT%H:%M:%S.%06d " を使用します。
なお、"%06d" には Time#strftime ではなく、単に Time#usec の 値を String#% でフォーマットしたものが入ります。
[SEE_ALSO] Time#strftime, Logger#datetime_format=
datetime_format=(format)
[permalink][rdoc]ログに記録する時の日付のフォーマットをセットします。
[SEE_ALSO] Time#strftime, Logger#datetime_format
debug(progname = nil) -> true
[permalink][rdoc]debug(progname = nil) { ... } -> true
ログレベルが DEBUG のメッセージを出力します。
現在の Logger のログレベルが DEBUG よりも高い場合、メッセージは出力されません。
ブロックを与えなかった場合は、progname をメッセージとしてログを出力します。
ブロックを与えた場合は、ブロックを評価した結果をメッセージとして ログを出力します。
引数とブロックを同時に与えた場合は、progname をプログラム名、ブロックを評価した 結果をメッセージとしてログを出力します。
例:
logger.debug "Waiting for input from user" # ... logger.debug { "User typed #{input}" } logger.debug("MainApp") { "Received connection from #{ip}" }
debug? -> bool
[permalink][rdoc]現在の Logger オブジェクトが DEBUG 以上のログレベルのメッセージを記録するなら 真を返します。
error(progname = nil) { ... } -> true
[permalink][rdoc]error(progname = nil) -> true
ERROR 情報を出力します。
ブロックを与えなかった場合は、progname をメッセージとしてログを出力します。
ブロックを与えた場合は、ブロックを評価した結果をメッセージとして ログを出力します。
引数とブロックを同時に与えた場合は、progname をプログラム名、ブロックを評価した 結果をメッセージとしてログを出力します。
[SEE_ALSO] Logger#debug
error? -> bool
[permalink][rdoc]現在の Logger オブジェクトが ERROR 以上のログレベルのメッセージを記録するなら 真を返します。
fatal(progname = nil) { ... } -> true
[permalink][rdoc]fatal(progname = nil) -> true
FATAL 情報を出力します。
ブロックを与えなかった場合は、progname をメッセージとしてログを出力します。
ブロックを与えた場合は、ブロックを評価した結果をメッセージとして ログを出力します。
引数とブロックを同時に与えた場合は、progname をプログラム名、ブロックを評価した 結果をメッセージとしてログを出力します。
[SEE_ALSO] Logger#debug
fatal? -> bool
[permalink][rdoc]現在の Logger オブジェクトが FATAL 以上のログレベルのメッセージを記録するなら 真を返します。
formatter -> String
[permalink][rdoc]ログを出力する際に使用するフォーマッターを取得します。
このメソッドの返り値が持つ call メソッドは 4 つの引数 (severity, time, program name, message) を受けとります。
formatter=(formatter)
[permalink][rdoc]ログを出力する際に使用するフォーマッターをセットします。
require 'logger' logger = Logger.new logger.formatter = proc{|severity, datetime, progname, message| "#{datetime}: #{message}\n" }
info(progname = nil) { ... } -> true
[permalink][rdoc]info(progname = nil) -> true
INFO 情報を出力します。
ブロックを与えなかった場合は、progname をメッセージとしてログを出力します。
ブロックを与えた場合は、ブロックを評価した結果をメッセージとして ログを出力します。
引数とブロックを同時に与えた場合は、progname をプログラム名、ブロックを評価した 結果をメッセージとしてログを出力します。
[SEE_ALSO] Logger#debug
info? -> bool
[permalink][rdoc]現在の Logger オブジェクトが INFO 以上のログレベルのメッセージを記録するなら 真を返します。
level -> Integer
[permalink][rdoc]sev_threshold -> Integer
レシーバにセットされているログレベルを取得します。
level=(level)
[permalink][rdoc]sev_threshold=(level)
Logger オブジェクトのログレベルを設定します。ログレベルがこれより低いメッセージは 出力されません。
progname -> String
[permalink][rdoc]ログに出力するプログラム名を取得します。
progname=(name)
[permalink][rdoc]ログに出力するプログラム名を設定します。
unknown(progname = nil) { ... } -> true
[permalink][rdoc]unknown(progname = nil) -> true
UNKNOWN 情報を出力します。
ブロックを与えなかった場合は、progname をメッセージとしてログを出力します。
ブロックを与えた場合は、ブロックを評価した結果をメッセージとして ログを出力します。
引数とブロックを同時に与えた場合は、progname をプログラム名、ブロックを評価した 結果をメッセージとしてログを出力します。
[SEE_ALSO] Logger#debug
warn(progname = nil) { ... } -> true
[permalink][rdoc]warn(progname = nil) -> true
WARN 情報を出力します。
ブロックを与えなかった場合は、progname をメッセージとしてログを出力します。
ブロックを与えた場合は、ブロックを評価した結果をメッセージとして ログを出力します。
引数とブロックを同時に与えた場合は、progname をプログラム名、ブロックを評価した 結果をメッセージとしてログを出力します。
[SEE_ALSO] Logger#debug
warn? -> bool
[permalink][rdoc]現在の Logger オブジェクトが WARN 以上のログレベルのメッセージを記録するなら 真を返します。
ProgName -> String
[permalink][rdoc]ログファイル作成時に使うプログラム名。
SEV_LABEL -> Array
[permalink][rdoc]ログレベルのラベルを格納した配列。
VERSION -> String
[permalink][rdoc]このライブラリのバージョンを表す文字列。