Ruby 2.1.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > test/unitライブラリ > Test::Unitモジュール > setup_argv

singleton method Test::Unit.setup_argv

setup_argv(original_argv = ARGV) { |files| ... } -> [String][permalink][rdoc]

original_argvで指定されたオプションを解析して、テスト対象になるファイル をrequireします。

[PARAM] original_argv:
オプションを指定します。省略された場合は、 Object::ARGVが使用されます。
[EXCEPTION] ArgumentError:
指定されたファイルが存在しない場合に発生します。

ブロックが指定された場合にはブロックを評価して、その結果をrequireの対象 にします。

ブロックパラメータには上記のoriginal_argvから-xで指定されたもの以外のオ プションが配列で渡されます。ファイル名の代わりにディレクトリを指定する と、ディレクトリの中にあるtest_*.rbを全てrequireします。

このメソッド自体は、オプションを解析してrequireを行う以外の処理は行いま せんが、test/unit.rbをrequireして呼び出すメソッドのため、結果的にユニッ トテストが実行されます。testrbコマンドのように、ユニットテストを実行す るプログラムを作成する場合に使用します。

使用可能なオプション

-v

詳細を表示します。

-n, --name

指定されたテストメソッドを実行します。テストメソッドの指定に正規表現 も使えます。なお、--name=test_fooのような指定は行えません。--name test_foo のように指定してください。

-x

指定されたファイルを除外します。ファイルの指定に正規表現も使えます。

-s, --seed

Kernel.#rand の乱数の種を指定した値に設定します。

--jobs-status

テストするファイルの状態を表示します。--jobs が指定されなかった場合は有効になりません。

-j, --jobs

並列実行する数を指定します。

--no-retry

--jobs オプションも指定された場合に、リトライ機能を無効化します。

--ruby

ruby コマンドのパスを指定します。省略した場合は、RbConfig.ruby の値を使用します。

-q, --hide-skip

スキップしたテストを表示しません。

-I

ライブラリのロードパスに指定した値を追加します。

--gc-stress

GC.stress に true を設定します。

--no-gc-stress

GC.stress に false を設定します。

注意

Test::Unit.setup_argvはoriginal_argvの指定に関わらず、ARGVをfilesで置き 換えます。置き換えられたARGVはminitest/unitによってもう1度解析されます。