Ruby 2.1.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > opensslライブラリ > OpenSSL::PKey::EC::Pointクラス

class OpenSSL::PKey::EC::Point

クラスの継承リスト: OpenSSL::PKey::EC::Point < Object < Kernel < BasicObject

要約

楕円曲線暗号の公開鍵となる曲線上の点を表します。

目次

特異メソッド
new
インスタンスメソッド
== eql? group infinity? invert! make_affine! on_curve? set_to_infinity! to_bn

特異メソッド

new(point) -> OpenSSL::PKey::EC::Point[permalink][rdoc]
new(group) -> OpenSSL::PKey::EC::Point
new(group, bn) -> OpenSSL::PKey::EC::Point

Point オブジェクトを生成します。

引数に OpenSSL::PKey::EC::Point オブジェクトを渡した場合は それを複製します。

引数に OpenSSL::PKey::EC::Group オブジェクトを渡した場合は それに関連付けられたオブジェクトを返します。

引数に OpenSSL::PKey::EC::Group オブジェクトと 整数を渡した場合は、整数で定義される点を返します。

[PARAM] point:
複製する OpenSSL::PKey::EC::Point オブジェクト
[PARAM] group:
関連付ける群(OpenSSL::PKey::EC::Group オブジェクト)
[PARAM] bn:
点を表す整数(OpenSSL::BN オブジェクト)
[EXCEPTION] OpenSSL::PKey::EC::Point::Error:
オブジェクトの生成に失敗した場合 に発生します。

インスタンスメソッド

eql?(other) -> bool[permalink][rdoc]
self == other -> bool

自身が other と等しいならば true を返します。

[EXCEPTION] OpenSSL::PKey::EC::Point::Error:
エラーが生じた場合に発生します
group -> OpenSSL::PKey::EC::Group[permalink][rdoc]

自身と関連付けられた群を返します。

infinity? -> bool[permalink][rdoc]

自身が無限遠点であるならば true を返します。

[EXCEPTION] OpenSSL::PKey::EC::Point::Error:
エラーが生じた場合に発生します

[SEE_ALSO] OpenSSL::PKey::EC::Point#set_to_infinity!

invert! -> self[permalink][rdoc]

自身をその逆元に設定します。

[EXCEPTION] OpenSSL::PKey::EC::Point::Error:
エラーが生じた場合に発生します
make_affine! -> self[permalink][rdoc]

[TODO]

[EXCEPTION] OpenSSL::PKey::EC::Point::Error:
エラーが生じた場合に発生します
on_curve? -> bool[permalink][rdoc]

点が曲線上にあるならば真を返します。

OpenSSL::PKey::EC::Group で得られる群と関連付けられた 曲線を考えます。

[EXCEPTION] OpenSSL::PKey::EC::Point::Error:
エラーが生じた場合に発生します
set_to_infinity! -> self[permalink][rdoc]

自身を無限遠点に設定します。

[EXCEPTION] OpenSSL::PKey::EC::Point::Error:
エラーが生じた場合に発生します

[SEE_ALSO] OpenSSL::PKey::EC::Point#infinity!

to_bn -> OpenSSL::BN[permalink][rdoc]

点を整数に変換します。

[EXCEPTION] OpenSSL::PKey::EC::Point::Error:
変換に失敗した場合に発生します