Ruby 2.1.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > drbライブラリ > DRb::DRbObjectクラス

class DRb::DRbObject

クラスの継承リスト: DRb::DRbObject < Object < Kernel < BasicObject
aliases: DRbObject

要約

リモートの dRuby オブジェクトを表すオブジェクトです。

このクラスのインスタンスはプロキシとして働きます。 つまりインスタンスへのメソッド呼び出しはリモートプロセスに送られ リモート側でメソッドが呼び出されます。

内部的には Object#method_missing でメソッド呼び出しを hook して、それを転送します。

目次

特異メソッド
new_with_uri
インスタンスメソッド
== eql? __drbref __drburi

特異メソッド

new_with_uri(uri) -> DRb::DRbObject[permalink][rdoc]

URI から新しい DRbObject を生成します。

別プロセスの DRb.#start_service で指定したフロントオブジェクトを 指すリモートオブジェクトを取り出します。

[PARAM] uri:
URI リモートオブジェクトを指定するための URI (文字列)

インスタンスメソッド

self == other -> bool[permalink][rdoc]
eql?(other) -> bool

DRb::DRbObject オブジェクト同士が同じであるなら真を返します。

この同値判定は、 オブジェクトが参照している URI と識別子が等しいかどうかでします。

__drbref -> Integer|nil[permalink][rdoc]

リモートオブジェクトの識別子を返します。

DRb::DRbObject.new_with_uri で取り出したフロントオブジェクトは 識別子を持たないため nil を返します。

__drburi -> String|nil[permalink][rdoc]

リモートオブジェクトの URI を返します。