Ruby 2.0.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > test/unit/assertionsライブラリ > Test::Unit::Assertionsモジュール
クラスの継承リスト: Test::Unit::Assertions < MiniTest::Assertions
各種の assert メソッドを提供するモジュールです。
Test::Unit::TestCase に include されて使われます。 test/unit の他のクラスとは独立して、提供されている assert メソッドだけを使うこともできます。 assert_block メソッドを使うことにより、新しい assert メソッドを加えることもできます。
assert が失敗した時は、例外 MiniTest::Assertion を投げます。 各 assert メソッドの最後の引数 message はテストが失敗したときに表示される メッセージです。
assert_equal(expected, actual, message = nil) -> ()
[permalink][rdoc]expected == actual ならばパスします。
MiniTest::Assertions#assert_sameとの違いに注意して下さい。
[SEE_ALSO] Test::Unit::Assertions#assert_not_equal, Object#==
assert_no_match(regexp, string, message = "") -> ()
[permalink][rdoc]regexp !~ string が真ならばパスします。
MiniTest::Assertions#assert_match とは異なり regexp には正規表現 以外は指定できません。
assert_not_equal(expected, actual, message = "") -> ()
[permalink][rdoc]expected != actual ならばパスします。
[SEE_ALSO] Test::Unit::Assertions#assert_equal
assert_not_nil(object, message = "") -> ()
[permalink][rdoc]object が nil でないならばパスします。
[SEE_ALSO] MiniTest::Assertions#assert_nil
assert_not_same(expected, actual, message = "") -> ()
[permalink][rdoc]!actual.equal?(expected) が真ならパスします。
[SEE_ALSO] Object#equal?, MiniTest::Assertions#assert_same
assert_nothing_raised(message = "") { ... }
[permalink][rdoc]assert_nothing_raised(klass1, klass2, ..., message = "") { ... }
ブロックを実行して例外が起きなければパスします。
ブロックを実行して発生した例外が klass1, klass2, ..., のいずれかのクラスの インスタンスである場合は、assert は失敗扱いとなり、Test::Unit::AssertionFailedError を投げます。そうでない場合は、エラー扱いとなり発生した例外を再び投げます。
assert_nothing_thrown(message = "") { ... } -> ()
[permalink][rdoc]ブロックを実行して throw が起こらなければパスします。
assert_raise(message = "") { ... } -> object
[permalink][rdoc]assert_raise(klass1, klass2, ..., message = "") { ... } -> object
ブロックを実行して例外が発生し、その例外が klass1, klass2,... のいずれかのクラスのインスタンスならばパスします。
assert にパスした時は、実際に投げられた例外を返します。
build_message(head, template = nil, *arguments)
[permalink][rdoc]テストが失敗したときに表示されるメッセージを作成します。
head は template の前に追加されます。template に指定した文字列に '?' が 含まれていた場合は、arguments に指定したオブジェクトでそれぞれ置き換え られます。
mu_pp(obj) -> String
[permalink][rdoc]obj を人間が読みやすい形の文字列表現にして返します。