Ruby 1.9.3 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > dl/importライブラリ > DL::Importerモジュール > bind

instance method DL::Importer#bind

bind(signature, *opts) { ... } -> DL::Function[permalink][rdoc]

Ruby のブロックを C の関数で wrap し、その関数をモジュールに インポートします。

これでインポートされた関数はモジュール関数として定義されます。 また、DL::Importer#[]DL::Function オブジェクトとして 取り出すことができます。

signature で関数の名前とシネグチャを指定します。例えば "int compare(void*, void*)" のように指定します。

opts には :stdcall もしくは :cdecl を渡すことができ、 呼出規約を明示することができます。

[RETURN]
インポートした関数を表す DL::Function オブジェクトを返します。
[PARAM] signature:
関数の名前とシネグチャ
[PARAM] opts:
オプション

require 'dl/import'

module M
  extend DL::Importer
  dlload "libc.so.6"
  typealias "size_t", "unsigned long"
  extern "int qsort(void*, size_t, size_t, void*)"

  bind("int compare(void*, void*)"){|px, py|
    x = px.to_s(DL::SIZEOF_INT).unpack("i!")
    y = py.to_s(DL::SIZEOF_INT).unpack("i!")
    x <=> y
  }
end

data = [32, 180001, -13, -1, 0, 49].pack("i!*")
M.qsort(DL::CPtr[data], 6, DL::SIZEOF_INT, M["compare"])
p data.unpack("i!*") # => [-13, -1, 0, 32, 49, 180001]