Ruby 1.8.7 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Numericクラス > quo

instance method Numeric#quo

quo(other) -> Float[permalink][rdoc]

self を other で割った商を返します。 整商を得たい場合は Numeric#div を使ってください。

Numeric#fdiv が結果を Float で返すメソッドなのに対して quo はなるべく正確な数値を返すことを意図しています。 通常は Float の値を返しますが、 rational ライブラリを require している場合は有理数の範囲に収まるなら Rational の値を返します。

Numeric のサブクラスは、このメソッドを適切に再定義しなければなりません。

[PARAM] other:
自身を割る数を指定します。
p 1.quo(3)      #=> 0.3333333333333333

require 'rational'
p 1.quo(3)      #=> Rational(1, 3)
p 1.0.quo(3)    #=> 0.3333333333333333
p 1.quo(3.0)    #=> 0.3333333333333333

[SEE_ALSO] Numeric#fdiv