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module Kconv

クラスの継承リスト: Kconv

要約

文字コードエンコーディングを変換するためのモジュール。 Kconvnkf のラッパーです。

目次

モジュール関数
guess guess_old iseuc issjis isutf8 kconv toeuc tojis tosjis toutf16 toutf8
定数
ASCII AUTO BINARY EUC JIS NOCONV REVISION RegexpEucjp RegexpShiftjis RegexpUtf8 SJIS UNKNOWN UTF16 UTF32 UTF8

モジュール関数

guess(str) -> Integer[permalink][rdoc]

文字列 str のエンコーディングを判定します。戻り値は Kconv の定数です。

このモジュール関数で判定できるのは、

のいずれかです。

[PARAM] str:
エンコーディング判定対象の文字列
guess_old(str) -> Integer[permalink][rdoc]

文字列 str のエンコーディングを判定します。戻り値は Kconv の定数です。

このモジュール関数で判定できるのは、

のいずれかです。

[PARAM] str:
エンコーディング判定対象の文字列

[SEE_ALSO] Kconv.#guess

iseuc(str) -> bool[permalink][rdoc]

文字列 str が EUC-JP なバイト列として正当であるかどうかを判定します。

[PARAM] str:
判定対象の文字列

[SEE_ALSO] String#iseuc

issjis(str) -> bool[permalink][rdoc]

文字列 str が Shift_JIS なバイト列として正当であるかどうかを判定します。

[PARAM] str:
判定対象の文字列

[SEE_ALSO] String#issjis

isutf8(str) -> bool[permalink][rdoc]

文字列 str が UTF-8 なバイト列として正当であるかどうかを判定します。

[PARAM] str:
判定対象の文字列

[SEE_ALSO] String#isutf8

kconv(str, out_code, in_code = Kconv::AUTO) -> String[permalink][rdoc]

文字列 str のエンコーディングを out_code に変換したものを 返します。in_code も指定されていたら str のエンコーディングが in_code だとして動作します。

このメソッドはMIME エンコードされた文字列を展開し、 いわゆる半角カナを全角に変換します。 これらを変換したくない場合は、 NKF.#nkf を使ってください。

[PARAM] str:
変換元の文字列
[PARAM] out_code:
変換後のエンコーディング
[PARAM] in_code:
strのエンコーディング

[SEE_ALSO] String#kconv

toeuc(str) -> String[permalink][rdoc]

文字列 str のエンコーディングを EUC-JP に変換して返します。

Kconv.kconv(str, Kconv::EUC)と同じです。

このメソッドは MIME エンコードされた文字列を展開し、 いわゆる半角カナを全角に変換します。 これらを変換したくない場合は、 NKF.#nkf('-exm0', str) を使ってください。

[PARAM] str:
変換元の文字列

[SEE_ALSO] Kconv.#kconv, String#toeuc

tojis(str) -> String[permalink][rdoc]

文字列 str のエンコーディングを iso-2022-jp に変換して返します。

Kconv.kconv(str, Kconv::JIS) と同じです。

このメソッドは MIME エンコードされた文字列を展開し、 いわゆる半角カナを全角に変換します。 これらを変換したくない場合は、 NKF.#nkf('-jxm0', str) を使ってください。

[PARAM] str:
変換元の文字列

[SEE_ALSO] Kconv.#kconv, String#tojis

tosjis(str) -> String[permalink][rdoc]

文字列 str のエンコーディングを shift_jis に変換して返します。

このメソッドは MIME エンコードされた文字列を展開し、 いわゆる半角カナを全角に変換します。 これらを変換したくない場合は、 NKF.#nkf('-sxm0', str) を使ってください。

Kconv.kconv(str, Kconv::SJIS)と同じです。

[PARAM] str:
変換元の文字列

[SEE_ALSO] Kconv.#kconv, String#tosjis

toutf16(str) -> String[permalink][rdoc]

文字列 str のエンコーディングを UTF-16BE に変換して返します。

このメソッドは MIME エンコードされた文字列を展開し、 いわゆる半角カナを全角に変換します。 これらを変換したくない場合は、 NKF.#nkf('-w16xm0', str) を使ってください。

Kconv.kconv(str, Kconv::UTF16)と同じです。

[PARAM] str:
変換元の文字列

[SEE_ALSO] String#toutf16

toutf8(str) -> String[permalink][rdoc]

文字列 str のエンコーディングを UTF-8 に変換して返します。

このメソッドは MIME エンコードされた文字列を展開し、 いわゆる半角カナを全角に変換します。 これらを変換したくない場合は、 NKF.#nkf('-wxm0', str) を使ってください。

Kconv.kconv(str, Kconv::UTF8)と同じです。

[PARAM] str:
変換元の文字列

[SEE_ALSO] String#toutf8

定数

ASCII -> Integer[permalink][rdoc]

ASCII を表します。

AUTO -> Integer[permalink][rdoc]

エンコーディングを自動検出します。 入力の指定でのみ有効です。

BINARY -> Integer[permalink][rdoc]

JIS EUC SJIS 以外を表します。 この値はKconv.#guessの返り値としてのみ用いられます。

EUC -> Integer[permalink][rdoc]

EUC-JP を表します。

JIS -> Integer[permalink][rdoc]

ISO-2022-JP を表します。

NOCONV -> Integer[permalink][rdoc]

変換されないことを表します。 出力エンコーディングの指定にのみ用います。

REVISION -> String[permalink][rdoc]

この定数は使うべきではありません。

RegexpEucjp -> Regexp[permalink][rdoc]

この定数は使うべきではありません。

RegexpShiftjis -> Regexp[permalink][rdoc]

この定数は使うべきではありません。

RegexpUtf8 -> Regexp[permalink][rdoc]

この定数は使うべきではありません。

SJIS -> Integer[permalink][rdoc]

Shift_JIS を表します。 cp932ではないことに注意してください。

UNKNOWN -> Integer[permalink][rdoc]

出力においては「エンコーディングを判定できなかった」 入力においては AUTO と同様に「自動検出」を表します。

UTF16 -> Integer[permalink][rdoc]

UTF16 を表します。

UTF32 -> Integer[permalink][rdoc]

UTF32 を表します。

UTF8 -> Integer[permalink][rdoc]

UTF8 を表します。