要約
File を用いたセッション保存先を表すクラスです。
値として文字列のみ保存することができます。他の型の値を扱うときは、ユーザが責任を持って型変換を行う必要があります。
目次
特異メソッド
new(session, option = {}) -> CGI::Session::FileStore
[permalink][rdoc][edit]-
自身を初期化します。
CGI::Session クラス内部で使用します。ユーザが明示的に呼び出す必要はありません。
- [PARAM] session:
- CGI::Session のインスタンスを指定します。
- [PARAM] option:
- ハッシュを指定します。
以下の文字列をキーとして指定することができます。
- tmpdir
-
セッションデータを作成するディレクトリの名前を指定します。デフォルトは Dir.tmpdir です。
- prefix
-
セッションデータのファイル名に与えるプレフィックスを指定します。デフォルトは空文字列です。
- suffix
-
セッションデータのファイル名に与えるサフィックスを指定します。デフォルトは空文字列です。
- [EXCEPTION] CGI::Session::NoSession:
- セッションが初期化されていない場合に発生します。
インスタンスメソッド
close -> ()
[permalink][rdoc][edit]-
セッションの状態をファイルに保存してファイルを閉じます。
delete -> ()
[permalink][rdoc][edit]-
セッションを削除してファイルも削除します。
restore -> Hash
[permalink][rdoc][edit]-
セッションの状態をファイルから復元したハッシュを返します。
update -> ()
[permalink][rdoc][edit]-
セッションの状態をファイルに保存します。