Rubyインタプリタは以下の環境変数を参照します。
RUBYOPT-
Rubyインタプリタにデフォルトで渡すオプションを指定します。
指定できないオプションを指定した場合、例外が発生します。
$ RUBYOPT=-y ruby -e "" ruby: invalid switch in RUBYOPT: -y (RuntimeError)sh系
RUBYOPT='-Ke -rkconv' export RUBYOPTcsh系
setenv RUBYOPT '-Ke -rkconv'MS-DOS系
set RUBYOPT=-Ke -rkconv RUBYPATH-
-S オプション指定時に、環境変数 PATH による Ruby スクリプトの探索に加えて、この環境変数で指定したディレクトリも探索対象になります(PATH の値よりも優先します)。起動オプションの詳細に関してはRubyの起動 を参照してください。
sh系
RUBYPATH=$HOME/ruby:/opt/ruby export RUBYPATHcsh系
setenv RUBYPATH $HOME/ruby:/opt/rubyMS-DOS系
set RUBYPATH=%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%\ruby;\opt\ruby RUBYLIB-
Rubyライブラリの探索パス$:のデフォルト値の前にこの環境変数の値を付け足します。
sh系
RUBYLIB=$HOME/ruby/lib:/opt/ruby/lib export RUBYLIBcsh系
setenv RUBYLIB $HOME/ruby/lib:/opt/ruby/libMS-DOS系
set RUBYLIB=%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%\ruby\lib;\opt\ruby\lib RUBYSHELL-
この環境変数は mswin32版、mingw32版のrubyでのみ有効です。
Kernel.#system でコマンドを実行するときに使用するシェルを指定します。この環境変数が省略されていればCOMSPECの値を使用します。
PATH-
Kernel.#systemなどでコマンドを実行するときに検索するパスです。設定されていないとき(nilのとき)は "/usr/local/bin:/usr/ucb:/usr/bin:/bin:." で検索されます。
RUBY_GC_*-
GC/チューニングのための環境変数 を参照。
RUBY_PAGER-
--helpの出力に使うページャコマンドを指定します。デフォルトは環境変数PAGERの値です。起動オプションの詳細に関しては Rubyの起動 を参照してください。 RUBY_IO_BUFFER_DEFAULT_SIZE-
IO::Buffer のデフォルトのバッファサイズを指定します。
RUBY_YJIT_ENABLE-
設定すると、YJIT を有効にして起動します。YJIT を組み込まずにビルドした Ruby では効果がありません。RubyVM::YJIT も参照してください。
RUBY_THREAD_VM_STACK_SIZE-
スレッド生成時に使用される VM スタックのサイズをバイト数で指定します。
RUBY_THREAD_MACHINE_STACK_SIZE-
スレッド生成時に使用されるマシンスタックのサイズをバイト数で指定します。
RUBY_FIBER_VM_STACK_SIZE-
Fiber 生成時に使用される VM スタックのサイズをバイト数で指定します。
RUBY_FIBER_MACHINE_STACK_SIZE-
Fiber 生成時に使用されるマシンスタックのサイズをバイト数で指定します。
これらのスタックサイズ関連の環境変数は実装依存であり、Ruby のバージョンによって変更される可能性があります。値を小さくすることでより多くの Fiber や Thread を同時に実行できるようになる場合がありますが、SystemStackError やセグメンテーション違反が発生しやすくなります。