singleton method Tempfile.new

new(basename = '', tempdir = nil, mode: 0, **options) -> Tempfile[permalink][rdoc]
open(basename = '', tempdir = nil, mode: 0, **options) -> Tempfile
open(basename = '', tempdir = nil, mode: 0, **options) {|fp| ...} -> object

テンポラリファイルを作成し、それを表す Tempfile オブジェクトを生成して返します。ファイル名のプレフィクスには指定された basename が使われます。ファイルは指定された tempdir に作られます。 open にブロックを指定して呼び出した場合は、Tempfile オブジェクトを引数として ブロックを実行します。ブロックの実行が終了すると、ファイルは自動的に クローズされ、ブロックの値をかえします。 new にブロックを指定した場合は無視されます。

[PARAM] basename:
ファイル名のプレフィクスを文字列で指定します。文字列の配列を指定した場合、先頭の要素がファイル名のプレフィックス、次の要素がサフィックスとして使われます。
[PARAM] tempdir:
テンポラリファイルが作られるディレクトリです。このデフォルト値は、Dir.tmpdir の値となります。
[PARAM] mode:
ファイルのモードを定数の論理和で指定します。IO.open と同じ(Kernel.#openと同じ)ものが指定できます。
[PARAM] options:
ファイルのオプション引数を指定します。IO.open と同じものが指定できます。ただし、:permオプションは無視されます。

例:

require "tempfile"
t = Tempfile.open(['hoge', 'bar'])
p t.path                            #=> "/tmp/hoge20080518-6961-5fnk19-0bar"
t2 = Tempfile.open(['t', '.xml'])
p t2.path                           #=> "/tmp/t20080518-6961-xy2wvx-0.xml"

例:ブロックを与えた場合

require 'tempfile'

tf = Tempfile.open("temp"){|fp|
  fp.puts "hoge"
  fp
}
# テンポラリファイルへのパスを表示
p tf.path
p File.read(tf.path) #=> "hoge\n"

[SEE_ALSO] Tempfile.create