Ruby 2.3.0 リファレンスマニュアル > 関数一覧 > Data_Make_Struct

macro Data_Make_Struct

VALUE Data_Make_Struct(VALUE klass, type, RUBY_DATA_FUNC mark, RUBY_DATA_FUNC free, type *svar)

type 型の構造体をヒープに割り当ててそれへのポインタを svar に代入し、クラス klass のインスタンスである Ruby のオブジェクトを生成し、それを返します。mark free はそれぞれマーク用・解放用の関数へのポインタです。 どちらも、必要ないときはかわりに 0 を渡します。

また RUBY_DATA_FUNC の定義は以下のようです。

typedef void (*RUBY_DATA_FUNC)(void *st)

第一引数 st には svar の値が渡されます。

使用例

struct mytype {
    int i;
    char *s;
};

VALUE
my_s_new(klass)
    VALUE klass;
{
    struct mytype *dummy;
    return Data_Make_Struct(MyClass, struct mytype,
                            mark_my, free_my, dummy);
}