Ruby 2.3.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > zlibライブラリ > Zlib::GzipFileクラス
クラスの継承リスト: Zlib::GzipFile < Object < Kernel < BasicObject
gzip 形式の圧縮ファイルを扱う抽象クラス。 具体的な読み込み/書き込み操作は、それぞれサブクラスの Zlib::GzipReader, Zlib::GzipWriter で定義されています。
IO クラスのインスタンス (又は IO クラスのインスタンスと同じメソッドを 持つオブジェクト) と関連付けて使用します。
new(*args) -> ()
[permalink][rdoc]直接使用しません。 通常、具体的な読み書きをおこなうためには、 Zlib::GzipReader.new もしくは、 Zlib::GzipWriter.new を使用します。
[SEE_ALSO] Zlib::GzipReader.new, Zlib::GzipWriter.new
open(*args) {|gz| ... } -> ()
[permalink][rdoc]直接使用しません。 通常、具体的な読み書きをおこなうためには、 Zlib::GzipReader.open もしくは、Zlib::GzipWriter.open を使用します。
[SEE_ALSO] Zlib::GzipReader.open, Zlib::GzipWriter.open
wrap(*args) {|gz| ... } -> ()
[permalink][rdoc]直接使用しません。 通常、具体的な読み書きをおこなうためには、 Zlib::GzipReader.wrap もしくは、Zlib::GzipWriter.wrap を使用します。
[SEE_ALSO] Zlib::GzipReader.wrap,Zlib::GzipWriter.wrap
close -> IO
[permalink][rdoc]GzipFile オブジェクトをクローズします。このメソッドは 関連付けられている IO オブジェクトの close メソッドを呼び出します。 関連付けられている IO オブジェクトを返します。
closed? -> bool
[permalink][rdoc]to_io -> IO
IO クラスの同名メソッドと同じ。
[SEE_ALSO] IO#to_io, IO#closed?
comment -> String | nil
[permalink][rdoc]gzip ファイルのヘッダーに記録されているコメントを返します。 コメントが存在しない場合は nil を返します。
crc -> Integer
[permalink][rdoc]圧縮されていないデータの CRC 値を返します。
finish -> IO
[permalink][rdoc]GzipFile オブジェクトをクローズします。Zlib::GzipFile#closeと違い、 このメソッドは関連付けられている IO オブジェクトの close メソッドを 呼び出しません。関連付けられている IO オブジェクトを返します。
level -> Integer
[permalink][rdoc]圧縮レベルを返します。
mtime -> Time
[permalink][rdoc]gzip ファイルのヘッダーに記録されている最終更新時間を返します。
orig_name -> String | nil
[permalink][rdoc]gzip ファイルのヘッダーに記録されている元ファイル名を返します。 ファイル名が記録されていない場合は nil を返します。
os_code -> Integer
[permalink][rdoc]gzip ファイルのヘッダーに記録されている OS コード番号を返します。
path -> String
[permalink][rdoc]関連付けられている IO オブジェクトのパスを返します。 このメソッドは IO オブジェクトが path というメソッドを持つ場合のみ定義されます。
sync -> bool
[permalink][rdoc]sync=(flag)
IO クラスと同じ。flag が真の時、関連付けられている IO オブジェクトが flush メソッドを持っていなければなりません。 また、true にすると圧縮率が著しく低下します。