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module SecureRandom

クラスの継承リスト: SecureRandom

要約

安全な乱数発生器のためのインターフェースを提供するモジュールです。 HTTP のセッションキーなどに適しています。

以下の乱数発生器をサポートしています。

上の安全な乱数発生器が使用できない場合、各メソッドは NotImplementedError を発生します。

# random hexadecimal string.
require 'securerandom'
p SecureRandom.hex(10) #=> "52750b30ffbc7de3b362"
p SecureRandom.hex(10) #=> "92b15d6c8dc4beb5f559"
p SecureRandom.hex(11) #=> "6aca1b5c58e4863e6b81b8"
p SecureRandom.hex(12) #=> "94b2fff3e7fd9b9c391a2306"
p SecureRandom.hex(13) #=> "39b290146bea6ce975c37cfc23"

# random base64 string.
require 'securerandom'
p SecureRandom.base64(10) #=> "EcmTPZwWRAozdA=="
p SecureRandom.base64(10) #=> "9b0nsevdwNuM/w=="
p SecureRandom.base64(10) #=> "KO1nIU+p9DKxGg=="
p SecureRandom.base64(11) #=> "l7XEiFja+8EKEtY="
p SecureRandom.base64(12) #=> "7kJSM/MzBJI+75j8"
p SecureRandom.base64(13) #=> "vKLJ0tXBHqQOuIcSIg=="

# random binary string.
require 'securerandom'
p SecureRandom.random_bytes(10) #=> "\016\t{\370g\310pbr\301"
p SecureRandom.random_bytes(10) #=> "\323U\030TO\234\357\020\a\337"

目次

特異メソッド
base64 hex random_bytes random_number urlsafe_base64 uuid

特異メソッド

base64(n = nil) -> String[permalink][rdoc]

ランダムな base64 文字列を生成して返します。

[PARAM] n:
文字列の生成に使われるランダムネスのサイズを整数で指定します。 生成される文字列のサイズではないことに注意して下さい。生成される文字列のサイズは n の約 4/3 倍になります。nil を指定した場合 n として 16 が使われます。
[EXCEPTION] NotImplementedError:
安全な乱数発生器が使えない場合に発生します。
require 'securerandom'
p SecureRandom.base64(3)    #=> "4pYO"  (文字列のサイズは 3 でない)

[SEE_ALSO] [RFC3548]

hex(n = nil) -> String[permalink][rdoc]

ランダムな hex 文字列を生成して返します。

[PARAM] n:
文字列の生成に使われるランダムネスのサイズを整数で指定します。 生成される文字列のサイズではないことに注意して下さい。生成される文字列のサイズは n の 2 倍になります。nil を指定した場合 n として 16 が使われます。
[EXCEPTION] NotImplementedError:
安全な乱数発生器が使えない場合に発生します。
require 'securerandom'
p SecureRandom.hex(3)    #=> "f72233"   (文字列のサイズは 3 でない)
random_bytes(n = nil) -> String[permalink][rdoc]

ランダムなバイト列を生成して返します。

[PARAM] n:
生成される文字列のサイズを整数で指定します。 nil を指定した場合 n として 16 が使われます。
[EXCEPTION] NotImplementedError:
安全な乱数発生器が使えない場合に発生します。
require 'securerandom'
p SecureRandom.random_bytes(3)    #=> "\321\020\203"
random_number(n = 0) -> Integer | Float[permalink][rdoc]

ランダムな数値を生成して返します。 n が 1 以上の整数の場合、0 以上 n 未満の整数を返します。 n が 0 の場合、0.0 以上 1.0 未満の実数を返します。

[PARAM] n:
ランダムな数値の上限を数値で指定します。
[EXCEPTION] NotImplementedError:
安全な乱数発生器が使えない場合に発生します。
require 'securerandom'
p SecureRandom.random_number(1 << 64)    #=> 4078466195356651249
urlsafe_base64(n = nil, padding = false) -> String[permalink][rdoc]

ランダムで URL-safe な base64 文字列を生成して返します。

[PARAM] n:
文字列の生成に使われるランダムネスのサイズを整数で指定します。 生成される文字列のサイズはn の約 4/3 倍になります。 nil を指定した場合 n として 16 が使われます。
[PARAM] padding:
真を指定すると '=' でパディングを行います。 偽を指定するとパディングを行いません。デフォルトは偽です。
[EXCEPTION] NotImplementedError:
安全な乱数発生器が使えない場合に発生します。
require 'securerandom'
p SecureRandom.urlsafe_base64 #=> "b4GOKm4pOYU_-BOXcrUGDg"
p SecureRandom.urlsafe_base64 #=> "UZLdOkzop70Ddx-IJR0ABg"
p SecureRandom.urlsafe_base64(nil, true) #=> "i0XQ-7gglIsHGV2_BNPrdQ=="
p SecureRandom.urlsafe_base64(nil, true) #=> "-M8rLhr7JEpJlqFGUMmOxg=="

[SEE_ALSO] SecureRandom.base64, [RFC3548]

uuid -> String[permalink][rdoc]

バージョン 4 の UUID (Universally Unique IDentifier) を生成して返します。

version 4 の UUID は全くランダムです (バージョンを除いて)。 この UUID は MAC アドレスや時刻などのような意味のある情報を含みません。

[EXCEPTION] NotImplementedError:
安全な乱数発生器が使えない場合に発生します。
require 'securerandom'
p SecureRandom.uuid #=> "2d931510-d99f-494a-8c67-87feb05e1594"
p SecureRandom.uuid #=> "62936e70-1815-439b-bf89-8492855a7e6b"

[SEE_ALSO] [RFC4122]