Ruby 2.2.0 リファレンスマニュアル > クラス/メソッドの定義
定義に関する操作:
例:
class Foo < Super def test : end : end
文法:
class 識別子 [`<' superclass ] 式.. end
文法:
class 識別子 [`<' superclass ] 式.. [rescue [error_type,..] [=> evar] [then] 式..].. [else 式..] [ensure 式..] end
クラスを定義します。クラス名はアルファベットの大文字で始まる識別子です。
rescue/ensure 節を指定し、例外処理ができます。 例外処理については制御構造/begin参照。
クラス定義は、識別子で指定した定数へのクラスの代入になります (Ruby では、クラスもオブジェクトの一つで Classクラスの インスタンスです)。
クラスが既に定義されているとき、さらに同じクラス名でクラス定義を書くとク ラスの定義の追加になります。 ただし、元のクラスと異なるスーパークラスを指定すると TypeError が発生します。
class Foo < Array def foo end end # 定義を追加(スーパークラス Array を明示的に指定しても同じ) class Foo def bar end end # 間違ったスーパークラスを指定するとエラー class Foo < String end # => superclass mismatch for class Foo (TypeError)
クラス定義式の中は self がそのクラスであることと、 呼び出し制限のデフォルトが異なること以外 にトップレベルとの違いはありません。クラス定義式中には任意の式を書くこ とができクラス定義の際に実行されます。
クラス定義はネスト(入れ子)にして定義できます。以下の例で入れ子の外側の クラス Foo と内側のクラス Bar の間には、定数 Bar が Foo の中の定数 Foo::Bar であること以外、継承関係などの機能的な関連はまったくありません。
class Foo class Bar end end
クラス Foo が既に定義されていれば、以下の書き方もできます。
class Foo end class Foo::Bar end
クラスのネストは、意味的に関連するクラスを外側のクラス/モジュールでひ とまとまりにしたり、包含関係を表すために使用されます。
# 関連するクラスを Net というカテゴリにまとめる # このような場合は外側は普通モジュールが利用される # (Net のインスタンスがない。Net を include できるなどのため) module Net class HTTP end class FTP end end obj = Net::HTTP.new # あるいは include Net obj = HTTP.new # 以下のような使い方は組み込みのクラスにも見られる # 利用者は File::Constants を include することで、 # File::RDONLY などと書かずに直接 RDONLY と書くことができる。 class File module Constants RDONLY = 0 WRONLY = 1 end include Constants end File.open("foo", File::RDONLY) # あるいは include File::Constants File.open("foo", RDONLY) # 上記はあくまでも例である。実際の File.open ではより簡便な # File.open("foo", "r") という形式が使われる
クラス定義式は、最後に評価した式の結果を返します。最後に評価した式 が値を返さない場合は nil を返します。
例:
obj = Object.new # obj = nil でも可 class << obj def test : end : end
文法:
class `<<' expr 式.. end
文法:
class `<<' expr 式.. [rescue [error_type,..] [=> evar] [then] 式..].. [else 式..] [ensure 式..] end
クラス定義と同じ構文で特定のオブジェクトにメソッドやインスタンス変数を 定義/追加します。この構文の内部で定義したメソッドや定数は指定した オブジェクトに対してだけ有効になります。 Object#clone で生成したオブジェクトには引き継がれますが, Object#dup で生成したオブジェクトには引き継がれません.
rescue/ensure 節を指定し、例外処理ができます。 例外処理については制御構造/begin参照。
特異クラス定義式は、最後に評価した式の結果を返します。最後に評価した式 が値を返さない場合は nil を返します。
例:
module Foo def test : end : end
文法:
module 識別子 式.. end
文法:
module 識別子 式.. [rescue [error_type,..] [=> evar] [then] 式..].. [else 式..] [ensure 式..] end
モジュールを定義します。モジュール名はアルファベットの大文字 で始まる識別子です。
rescue/ensure 節を指定し、例外処理ができます。 例外処理については制御構造/begin参照。
モジュール定義は、識別子で指定した定数へのモジュールの代入になります。 Ruby では、モジュールもオブジェクトの一つで Module クラスのインスタンスです。 モジュールが既に定義されいるとき、さらに同じモジュール名でモジュール定 義を書くとモジュールの定義の追加になります。
モジュール定義式は、最後に評価した式の結果を返します。最後に評価した式 が値を返さない場合は nil を返します。
例:
def fact(n) if n == 1 then 1 else n * fact(n-1) end end
文法:
def メソッド名 ['(' [arg0 ['=' default0]] ... [',' '*' rest_args [, post ...]] [',' key1: [val1]] ... [',' '**'kwrest] [',' '&' block_arg]`)'] 式.. (body) [rescue [error_type,..] [=> evar] [then] 式..].. [else 式..] [ensure 式..] end
この定義のある場所にメソッドを定義します。すなわち、クラス/モジュール 定義中ならばそのクラス/モジュールのメソッドを定義します。トップレベル ならばどこからでも呼べるメソッドを定義します。このようなメソッドは結果 として他の言語における「関数」のように使えます。
例:
def hello # 引数のないメソッド。 puts "Hello, world!" end def foo(a, b) # 引数のあるメソッド。括弧を省いてdef foo a, bとも a + 3 * b end
メソッド名としては通常の識別子の他に、再定義可能な演算子(例: ==, +, - など 演算子式 を参照)も指定できます(演算子式の定義参照)。
例:
class Vector2D attr_accessor :x, :y # インスタンス変数@x, @yに対応するゲッタとセッタを定義 def initialize(x, y) # コンストラクタ @x = x; @y = y # @がつくのがインスタンス変数(メンバ変数) end def ==(other_vec) # いわゆる演算子オーバーライド other_vec.x == @x && other_vec.y == @y end def +(other_vec) Vector2D.new(other_vec.x + @x, other_vec.y + @y) end ... end vec0 = Vector2D.new(10, 20); vec1 = Vector2D.new(20, 30) p vec0 + vec1 == Vector2D.new(30, 50) #=> true
仮引数にデフォルト式が与えられた場合、メソッド呼び出しで実引数を省略し たときのデフォルト値になります。 ただし実引数との対応を取るため、i番目の引数にデフォルト値を指定したならば、 i+1番目以降でも全てデフォルト値を指定するか、可変長引数を利用しなければなりません(詳細は後述)。 デフォルト式の評価は呼び出し時にメソッド定義内のコンテキストで行われます。
例:
def foo(x, y = 1) # 2番目の引数yにデフォルト値を指定 10 * x + y end p foo(1, 5) #=> 15 p foo(3) #=> 31 p foo #=> ArgumentError (wrong number of arguments) $gvar = 3 def bar(x, y = $gvar) # 確かに定義時には$gvar == 3だが 10 * x + y end $gvar = 7 # 呼び出し時の$gvarの値が使われる p bar(5) #=> 57 (!= 53)
仮引数の直前に * がある場合には残りの実引数 (後述の post 引数を除く) はみな配列とし てこの引数に格納されます。 可変長引数、rest 引数などと呼ばれる機能です。 このような引数は 1 つしか作れません。
例:
def foo(x, *xs) puts "#{x} : #{xs.inspect}" # Object#inspect は p のような詳細な内部表示 end foo(1) #=> 1 : [] foo(1, 2) #=> 1 : [2] foo(1, 2, 3) #=> 1 : [2, 3] def bar(x, *) # 残りの引数を単に無視したいとき puts "#{x}" end bar(1) #=> 1 bar(1, 2) #=> 1 bar(1, 2, 3) #=> 1
Ruby 1.9 以降では可変長引数よりも後にまだ通常の引数を置くことができます。
最後の仮引数の直前に & があるとこのメソッドに与えられているブロッ クが手続きオブジェクト(Proc)としてこの引数に格納されます。これは、 イテレータを定義する方法の一つです。イテレータを定義する代表的な方法は yield を呼び出すことです。 他に Proc.new/Kernel.#proc を使う方法などもあります。 ブロックが与えられなかった場合のブロック引数の値はnilです。
例:
def foo(cnt, &block_arg) cnt.times { block_arg.call } # ブロックに収まったProcオブジェクトはcallで実行 end foo(3) { print "Ruby! " } #=> Ruby! Ruby! Ruby!
メソッド定義において、仮引数はその種類毎に以下の順序でしか指定すること はできません。いずれも省略することは可能です。
例:
# すべて持つ(極端な例なのでおすすめしない) def f(a, b, c, m = 1, n = 1, *rest, x, y, z, k: 1, **kwrest, &blk) puts "a: %p" % a puts "b: %p" % b puts "c: %p" % c puts "m: %p" % m puts "n: %p" % n puts "rest: %p" % rest puts "x: %p" % x puts "y: %p" % y puts "z: %p" % z puts "k: %p" % k puts "kwrest: %p" % kwrest puts "blk: %p" % blk end f("a", "b", "c", 2, 3, "foo", "bar", "baz", "x", "y", "z", k: 42, u: "unknown") { } #=> a: "a" b: "b" c: "c" m: 2 n: 3 rest: "foo" x: "x" y: "y" z: "z" k: 42 kwrest: {:u=>"unknown"} blk: #<Proc:0x007f7e7d8dd6c0@-:16>
例: イテレータの定義
# yield を使う def foo # block_given? は、メソッドがブロックを渡されて # 呼ばれたかどうかを判定する組み込み関数 if block_given? yield(1,2) end end # Proc.new を使う def bar if block_given? Proc.new.call(1,2) # proc.call(1,2) でも同じ(proc は組み込み関数) end end # 応用: 引数として Proc オブジェクトとブロックの # 両方を受け付けるイテレータを定義する例 def foo(block = Proc.new) block.call(1,2) end foo(proc {|a,b| p [a,b]}) foo {|a,b| p [a,b]} # ブロック引数を使う def baz(&block) if block block.call(1,2) end end
またメソッド実行時の例外を捕捉するために begin 式と同様 のrescue, else, ensure 節を指定できます。 例外処理については制御構造/begin参照。
メソッド定義式は、メソッド名を Symbol にしたオブジェクトを返します。
@see https://magazine.rubyist.net/articles/0041/0041-200Special-kwarg.html
演算子式において、「再定義可能な演算子」に分類された演算子の実装 はメソッドなので、定義することが可能です。
これらの演算子式を定義する例を以下に挙げます。
# 二項演算子 def +(other) # obj + other def -(other) # obj - other # 単項プラス/マイナス def +@ # +obj def -@ # -obj # 要素代入 def foo=(value) # obj.foo = value # [] と []= def [](key) # obj[key] def []=(key, value) # obj[key] = value def []=(key, key2, value) # obj[key, key2] = value # バッククォート記法 def `(arg) # `arg` または %x(arg)
バッククォート記法の実装はメソッドなのでこのように再定義が可能です。普 通はこのメソッドを再定義するべきではありませんが、まれにOS(シェル)のコ マンド実行の挙動に不具合がある場合などに利用できます。
ネスト可能です。ネストされた定義式は、 それを定義したメソッドが実行された時に定義されます。このことを除けば、 普通のメソッド定義式と同じです。以下の例を参照してください。
class Foo def foo def bar p :bar end end def Foo.method_added(name) puts "method \"#{name}\" was added" end end obj = Foo.new obj.bar rescue nil # => undefined method `bar' for #<Foo:0x4019eda4> obj.foo # => method "bar" was added obj.foo # => warning: method redefined; discarding old bar Foo.new.bar # => :bar (他のインスタンスでも定義済み)
メソッドが呼び出されると、以下の順で式が評価されます。
引数のデフォルト式も含め、すべてそのメソッドのコンテキストで評価されます。
メソッドの戻り値は return に渡した値です。return が呼び出されなかった場合は、 body の最後の式の値を返します。 body の最後の式が値を返さない式の場合は nil を返します。
またメソッドは定義する前に呼び出すことはできません。例えば
foo # <- foo は未定義 def foo print "foo\n" end
は未定義メソッドの呼び出しで例外 NameError を発生させます。
例:
def foo.test print "this is foo\n" end
文法:
def 式 `.' 識別子 [`(' [引数 [`=' default]] ... [`,' `*' 引数 ]`)'] 式.. [rescue [error_type,..] [=> evar] [then] 式..].. [else 式..] [ensure 式..] end
特異メソッドとはクラスではなくある特定のオブジェクトに固有の メソッドです。特異メソッドの定義はネストできます。
クラスの特異メソッドはそのサブクラスにも継承されます。言い替 えればクラスの特異メソッドは他のオブジェクト指向システムにお けるクラスメソッドの働きをすることになります。
特異メソッド定義式は、メソッド名を Symbol にしたオブジェクトを返します。
Ruby におけるクラスメソッドとはクラスの特異メソッドのことです。Ruby で は、クラスもオブジェクトなので、普通のオブジェクトと同様に特異メソッド を定義できます。
したがって、何らかの方法でクラスオブジェクトにメソッドを定義すれば、そ れがクラスメソッドとなります。具体的には以下のようにして定義することが 出来ます(モジュールも同様です)。
# 特異メソッド方式。 class Hoge def Hoge.foo end end # クラス定義の外でも良い def Hoge.bar end # 以下のようにすればクラス名が変わってもメソッド部の変更が不要 class Hoge def self.baz 'To infinity and beyond!' end end # 特異クラス方式。複数のメソッドを一度に定義するとき向き class << Hoge def bar 'bar' end end # モジュールをクラスに extend すれば、モジュールのインスタンス # メソッドがクラスメソッドになる module Foo def foo end end class Hoge extend Foo end
extend については、Object#extend を参照して ください。
メソッドは public、private、protected の三通りの 呼び出し制限を持ちます。
例: protected の可視性
class Foo def foo p caller.last end protected :foo end obj = Foo.new # そのままでは呼べない obj.foo rescue nil # => -:11 - private method `foo' called for #<Foo:0x401a1860> (NameError) # クラス定義内でも呼べない class Foo Foo.new.foo rescue nil # => -:15 - protected method `foo' called for #<Foo:0x4019eea8> # メソッド定義式内で呼べる def bar self.foo end end Foo.new.bar # => ["-:21"] # 特異メソッド定義式内でも呼べる def obj.bar self.foo rescue nil end obj.bar # => ["-:27"]
デフォルトでは def 式がクラス定義の外(トップレベル)にあれば private、 クラス定義の中にあれば public に定義します。これは Module#public、Module#private、 Module#protected を用いて変更できます。ただし Object#initialize という名前のメソッドと Object#initialize_copy という名前のメソッド は定義する場所に関係なく常に private になります。
例:
def foo # デフォルトは private end class C def bar # デフォルトは public end def ok # デフォルトは public end private :ok # …だが、ここで private に変わる def initialize # initialize は private end end
private と protected は同じ目的(そのメソッドを隠し外から呼 べないようにする)で使用されますが、以下のような例では、private は使えず、protected を利用する必要があります。 正確には、private には関数を定義する目的があるが、呼び 出し制限の目的でも(ここに挙げた制限があるにもかかわらず) protected よりは private が使われることの方が多いようです。
class Foo def _val 'val' end protected :_val def op(other) # other も Foo のインスタンスを想定 # _val が private だと関数形式でしか呼べないため # このように利用できない self._val + other._val end end
例:
alias foo bar alias :foo :bar alias $MATCH $&
文法:
alias 新メソッド名 旧メソッド名 alias 新グローバル変数名 旧グローバル変数名
メソッドあるいはグローバル変数に別名をつけます。メソッド名に は識別子そのものか リテラル/シンボル を指定します(obj.method のよ うな式を書くことはできません)。alias の引数はメソッド 呼び出し等の一切の評価は行われません。
メソッドの定義内で別名を付けるにはModuleクラスのメソッド Module#alias_method を利用して下さい。
別名を付けられたメソッドは、その時点でのメソッド定義を引き継 ぎ、元のメソッドが再定義されても、再定義前の古いメソッドと同 じ働きをします。あるメソッドの動作を変え、再定義するメソッド で元のメソッドの結果を利用したいときなどに利用されます。
# メソッド foo を定義 def foo "foo" end # 別名を設定(メソッド定義の待避) alias :_orig_foo :foo # foo を再定義(元の定義を利用) def foo _orig_foo * 2 end p foo # => "foofoo"
グローバル変数の alias を設定するとまったく同じ変数が定義されます。こ のことは一方の変数への代入は他方の変数にも反映されるようになることを意 味します。
# 特殊な変数のエイリアスは一方の変更が他方に反映される $_ = 1 alias $foo $_ $_ = 2 p [$foo, $_] # => [2, 2] $bar = 3 alias $foo $bar $bar = 4 p [$foo, $bar] # => [4, 4]
ただし、正規表現の部分文字列に対応する変数 $1,$2, ... には別名を付けることができません。 また、インタプリタに対して重要な意味のあるグローバル変数 (変数と定数 を参照)を再定義すると動作に 支障を来す場合があります。
alias 式は nil を返します。
例:
undef bar
文法:
undef メソッド名[, メソッド名[, ...]]
メソッドの定義を取り消します。メソッド名には識別子そのもの か リテラル/シンボル を指定します(obj.method のような式を書くことはできません)。 undef の引数はメソッド呼び出し等の一切の評価は行われません。
メソッドの定義内で定義を取り消すにはModuleクラスのメソッ ド Module#undef_method を利用して下 さい。
undef のより正確な動作は、メソッド名とメソッド定義との関係を取り除き、 そのメソッド名を特殊な定義と関連づけます。この状態のメソッドの呼び出しは 例えスーパークラスに同名のメソッドがあっても例外 NameError を発生させます。 (一方、メソッド Module#remove_method は、関係を取り除くだけです。この違いは重要です)。
alias による別名定義と undef による定義取り消しによってクラスのインタフェースを スーパークラスと独立に変更することができます。ただし、メソッドが self にメッセージを 送っている場合もあるので、よく注意しないと既存のメソッドが動作しなくなる可能性があります。
undef 式は nil を返します。
例:
defined? print defined? File.print defined?(foobar) defined?($foobar) defined?(@foobar) defined?(Foobar)
文法:
defined? 式
式が定義されていなければ、偽を返します。定義されていれば式の種別 を表す文字列を返します。
定義されていないメソッド、undef されたメソッド、Module#remove_method により削除されたメソッドのいずれに対しても defined? は偽を返します。
特別な用法として以下があります。
defined? yield
yield の呼び出しが可能なら真(文字列 "yield")を返します。 Kernel.#block_given? と同様にメソッドがブロック付きで呼ばれたか を判断する方法になります。
defined? super
super の実行が可能なら真(文字列 "super")を返します。
defined? a = 1 p a # => nil
"assignment" を返します。実際に代入は行いませんがローカル変数は定義されます。
/(.)/ =~ "foo" defined? $& # => "global-variable" defined? $1 # => "global-variable" defined? $2 # => nil
$&, $1, $2, などは直前のマッチの結果値が設定された場合だけ真を返します。
def Foo(a,b) end p defined? Foo # => nil p defined? Foo() # => "method" Foo = 1 p defined? Foo # => "constant"
大文字で始まるメソッド名に対しては () を明示しなければ定数の判定 を行ってしまいます。
以下は、defined? が返す値の一覧です。