Ruby 2.2.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > opensslライブラリ > OpenSSL::PKey::PKeyクラス

class OpenSSL::PKey::PKey

クラスの継承リスト: OpenSSL::PKey::PKey < Object < Kernel < BasicObject

要約

公開鍵暗号のための抽象クラスです。

以下のサブクラスを持ちます。

例:

require "openssl"
# 署名用の鍵を新規作成
dsa512 = OpenSSL::PKey::DSA.new(512)
data = 'hoge'
# 署名
sign = dsa512.sign("dss1", data)
# 署名の検証
p dsa512.verify(dss1, sign, data)

目次

インスタンスメソッド
sign verify

インスタンスメソッド

sign(digest, data) -> String[permalink][rdoc]

秘密鍵で data に署名し、署名の文字列を返します。

digest は利用するハッシュ関数の名前を "sha256" や "md5" といった文字列で指定します。

DSA で署名をする場合はハッシュ関数には "dss1" を指定してください。

[PARAM] digest:
利用するハッシュ関数の名前
[PARAM] data:
署名する文字列
[EXCEPTION] OpenSSL::PKey::PKeyError:
署名時にエラーが起きた場合に発生します
verify(digest, sign, data) -> bool[permalink][rdoc]

data を秘密鍵で署名したその署名文字列が sign であることを公開鍵を使って検証し、検証に成功すれば true を返します。

digest は利用するハッシュ関数の名前を "sha256" や "md5" といった文字列で指定します。

DSA で検証をする場合はハッシュ関数には "dss1" を指定してください。

検証に失敗した、つまり署名時と異なるハッシュ関数を使った、 sign が正しい署名でなかった場合などは false を返します。

[PARAM] digest:
利用するハッシュ関数の名前
[PARAM] sign:
検証に利用する署名文字列
[PARAM] data:
検証対象の文字列
[EXCEPTION] OpenSSL::PKey::PKeyError:
検証時にエラーが起きた場合に発生します。 正しい署名でなかった場合など、検証に失敗した場合はこの 例外は発生しないことに注意してください