Ruby 2.2.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Comparableモジュール
クラスの継承リスト: Comparable
比較演算を許すクラスのための Mix-in です。このモジュールをインクルー ドするクラスは、基本的な比較演算子である <=> 演算子を定義してい る必要があります。
self <=> other は
をそれぞれ返すことが期待されています。
他の比較演算子は、 <=> 演算子を利用して定義されます。
self < other -> bool
[permalink][rdoc]比較演算子 <=> をもとにオブジェクト同士を比較します。 <=> が負の整数を返した場合に、true を返します。 それ以外の整数を返した場合に、false を返します。
例:
1 < 1 # => false 1 < 2 # => true
self <= other -> bool
[permalink][rdoc]比較演算子 <=> をもとにオブジェクト同士を比較します。 <=> が負の整数か 0 を返した場合に、true を返します。 それ以外の整数を返した場合に、false を返します。
例:
1 <= 0 # => false 1 <= 1 # => true 1 <= 2 # => true
self == other -> bool
[permalink][rdoc]比較演算子 <=> をもとにオブジェクト同士を比較します。 <=> が 0 を返した時に、true を返します。 それ以外を返した場合は、false を返します。
self <=> other で例外が発生した場合は例外を無視して false を返します。
例:
1 == 1 # => true 1 == 2 # => false
self > other -> bool
[permalink][rdoc]比較演算子 <=> をもとにオブジェクト同士を比較します。 <=> が正の整数を返した場合に、true を返します。 それ以外の整数を返した場合に、false を返します。
例:
1 > 0 # => true 1 > 1 # => false
self >= other -> bool
[permalink][rdoc]比較演算子 <=> をもとにオブジェクト同士を比較します。 <=> が正の整数か 0 を返した場合に、true を返します。 それ以外の整数を返した場合に、false を返します。
例:
1 >= 0 # => true 1 >= 1 # => true 1 >= 2 # => false
between?(min, max) -> bool
[permalink][rdoc]比較演算子 <=> をもとに self が min と max の範囲内(min, max を含みます)にあるかを判断します。
以下のコードと同じです。
self >= min and self <= max
3.between?(1, 5) #=> true 6.between?(1, 5) #=> false 'cat'.between?('ant', 'dog') #=> true 'gnu'.between?('ant', 'dog') #=> false