Ruby 2.1.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rdoc/markdownライブラリ
Markdown 形式で記述されたドキュメントを rdoc 上で解析するための サブライブラリです。
詳しくは以下を参照してください。
Markdown 形式をデフォルトのフォーマットにする場合は、 rdoc/オプションの保存 を参考に プロジェクトのデフォルトを .rdoc_options ファイルで設定してください。
以降の Markdown の拡張は RDoc のパーサ独自にサポートされているも のです。ただし、全てがデフォルトで有効になっている訳ではありません。
RDoc の Markdown のパーサは以下の無効にできない機能があります。
Underscores embedded in words are never interpreted as emphasis. (While the [markdown dingus][dingus] emphasizes in-word underscores, neither the Markdown syntax nor MarkdownTest mention this behavior.)
また URL を記述すると HTML を出力する際に自動でリンクを作成します。URL はそのまま表示されます。
RDoc::Markdown#break_on_newline を設定する事で改行を保持した状態 で出力が行えます。詳しくは以下を参照してください。この拡張はデフォルト では無効になっています。
RDoc::Markdown#css を設定する事で CSS を記述した場合に出力に含め る事ができます。ただし、それを常に RDoc の出力に含める事はできま せん。この拡張はデフォルトでは無効になっています。
例:
<style type="text/css"> h1 { font-size: 3em } </style>
RDoc::Markdown#definition_lists を設定する事で定義リストを出力す る事ができます。詳しくは以下を参照してください。この拡張はデフォルトで 有効になっています。
例:
cat : A small furry mammal that seems to sleep a lot ant : A little insect that is known to enjoy picnics
出力例:
A small furry mammal that seems to sleep a lot
A little insect that is known to enjoy picnics
RDoc::Markdown#github を設定する事で Github Flavored Markdown 拡 張の一部を有効にして出力が行えます。詳しくは以下を参照してください。こ の拡張はデフォルトで有効になっています。
上記の URL のうち以下のものがサポートされます。:
コード周辺を「```」で囲む事で、4 スペースによるインデントの代わりになります。
コードを「``` ruby」と「```」で囲む事でシンタックスハイライトを有効にで きます。(現在は Ruby のみがサポートされています)
RDoc::Markdown#html を設定する事で HTML を記述した場合にそのまま 出力する事ができます。この拡張はデフォルトで有効になっています。
例:
<table> ... </table>
RDoc::Markdown#notes を設定する事で脚注を出力する事ができます。こ の拡張はデフォルトで有効になっています。
例:
Here is some text[^1] including an inline footnote ^[for short footnotes] ... [^1]: With the footnote text down at the bottom
この Markdown パーサは John MacFarlane が開発した peg-markdown(https://github.com/jgm/peg-markdown)を kpeg に移植 しました。
これは MIT ライセンスで提供されています。:
Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining a copy of this software and associated documentation files (the "Software"), to deal in the Software without restriction, including without limitation the rights to use, copy, modify, merge, publish, distribute, sublicense, and/or sell copies of the Software, and to permit persons to whom the Software is furnished to do so, subject to the following conditions: The above copyright notice and this permission notice shall be included in all copies or substantial portions of the Software. THE SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS", WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING BUT NOT LIMITED TO THE WARRANTIES OF MERCHANTABILITY, FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE AND NONINFRINGEMENT. IN NO EVENT SHALL THE AUTHORS OR COPYRIGHT HOLDERS BE LIABLE FOR ANY CLAIM, DAMAGES OR OTHER LIABILITY, WHETHER IN AN ACTION OF CONTRACT, TORT OR OTHERWISE, ARISING FROM, OUT OF OR IN CONNECTION WITH THE SOFTWARE OR THE USE OR OTHER DEALINGS IN THE SOFTWARE.
kpeg への移植は Eric Hodel と Evan Phoenix によって行われました。
RDoc::Markdown | Markdown 形式で記述されたドキュメントを rdoc 上で解析するための クラスです。 |
rdoc | RDoc は Ruby のドキュメント生成を行うためのライブラリです。rdoc という ドキュメント生成のためのコマンドも含んでいます。 |
rdoc/markdown/entities | HTML の実体参照のマッピングを表す情報を定義するサブライブラリです。 |
rubygems | RubyGems を扱うためのクラスやモジュールが定義されているライブラリです。 |
rubygems/builder | Gem::Specification のインスタンスから Gem パッケージを作成するためのライブラリです。 |
rubygems/defaults | RubyGems ライブラリで使用するデフォルト値を返すメソッドを定義したライブラリです。 |
rubygems/dependency | Gem の依存関係を管理するためのライブラリです。 |
rubygems/digest/sha2 | Digest::SHA256 をラップするためのライブラリです。 |
rubygems/exceptions | RubyGems で使用する例外クラスを定義したライブラリです。 |
rubygems/gem_path_searcher | Gem パッケージに含まれているファイルのうちロード可能なものを検索するためのライブラリです。 |
rubygems/platform | 選択した Gem のインストールを実行できるプラットフォームのリストを扱うライブラリです。 |
rubygems/remote_fetcher | リモートソースから Gem パッケージや Gem パッケージの情報を取得するためのライブラリです。 |
rubygems/requirement | Gem パッケージのバージョンに関する必須条件を扱うためのライブラリです。 |
rubygems/source_index | 個々のソースから取得した全ての有効な Gem パッケージをインデックス化するためのライブラリです。 |
rubygems/source_info_cache | 個々の Gem パッケージのインデックス情報のコピーを保存するためのライブラリです。 |
rubygems/source_info_cache_entry | Gem::SourceInfoCache が持つエントリを表すためのライブラリです。 |
rubygems/specification | Gem パッケージのメタデータを扱うためのライブラリです。 |
rubygems/spec_fetcher | リモートリポジトリから Gem のメタデータを取得して更新するためのライブラリです。 |
rubygems/user_interaction | ユーザとのやりとりを行うライブラリです。 |
rubygems/version | Gem パッケージのバージョンを扱うためのライブラリです。 |