Ruby 2.1.0 リファレンスマニュアル > 環境変数
Rubyインタプリタは以下の環境変数を参照します。
Rubyインタプリタにデフォルトで渡すオプションを指定します。
指定できないオプションを指定した場合、例外が発生します。
$ RUBYOPT=-y ruby -e "" ruby: invalid switch in RUBYOPT: -y (RuntimeError)
sh系
RUBYOPT='-Ke -rkconv' export RUBYOPT
csh系
setenv RUBYOPT '-Ke -rkconv'
MS-DOS系
set RUBYOPT=-Ke -rkconv
-S オプション指定時に、環境変数 PATH による Ruby スクリプトの探索に加えて、この環境変数で指定したディレクトリも 探索対象になります。(PATH の値よりも優先します)。 起動オプションの詳細に関してはRubyの起動 を参照してください。
sh系
RUBYPATH=$HOME/ruby:/opt/ruby export RUBYPATH
csh系
setenv RUBYPATH $HOME/ruby:/opt/ruby
MS-DOS系
set RUBYPATH=%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%\ruby;\opt\ruby
Rubyライブラリの探索パス$:のデフォル ト値の前にこの環境変数の値を付け足します。
sh系
RUBYLIB=$HOME/ruby/lib:/opt/ruby/lib export RUBYLIB
csh系
setenv RUBYLIB $HOME/ruby/lib:/opt/ruby/lib
MS-DOS系
set RUBYLIB=%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%\ruby\lib;\opt\ruby\lib
この環境変数は Cygwin版、mswin32版、 mingw32版のrubyでのみ有効です。
この環境変数の値は、path1;path2 あるいは path1 path2 という形式で、 Rubyライブラリの探索パス$:の先頭部分 がpath1にマッチした場合に、これをpath2に置き換えます。 現在の実装ではライブラリのパスの prefix を ruby.exe や ruby.dll のあ る位置から相対的に求めるのでこの環境変数の必要性はなくなっています。
MS-DOS系
set RUBYLIB_PREFIX=/usr/local/lib/ruby;d:/ruby
この環境変数は mswin32版、mingw32版のrubyで のみ有効です。
Kernel.#system でコマンドを実行するときに使用するシェル を指定します。この環境変数が省略されていればCOMSPECの値を 使用します。
Kernel.#systemなどでコマンドを実行するときに検索するパスです。 設定されていないとき(nilのとき)は "/usr/local/bin:/usr/ucb:/usr/bin:/bin:." で検索されます。