Ruby 2.1.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > GCモジュール
クラスの継承リスト: GC
GC は Ruby インタプリタの「ゴミ集め(Garbage Collection)」を制御 するモジュールです。
@see ObjectSpace
count -> Integer
[permalink][rdoc]プロセス開始からガーベージコレクトを実行した回数を Integer で返し ます。
disable -> bool
[permalink][rdoc]ガーベージコレクトを禁止します。
前回の禁止状態を返します(禁止されていたなら true, GC が有効であったなら、 false)。
[SEE_ALSO] GC.enable
enable -> bool
[permalink][rdoc]ガーベージコレクトを許可します。
前回の禁止状態を返します(禁止されていたなら true, GC が有効であったなら、 false)。
[SEE_ALSO] GC.disable
latest_gc_info(result_hash = {}) -> Hash
[permalink][rdoc]latest_gc_info(key) -> object
最新のGCの情報を返します。
start(full_mark: true, immediate_sweep: true) -> nil
[permalink][rdoc]ガーベージコレクトを開始します。
GC#garbage_collect や ObjectSpace.#garbage_collect と同じ働きをします。 GC.disable により GC が禁止されている場合は何もしません。
nil を返します。
注意: これらのキーワード引数は Ruby の実装やバージョンによって異なりま す。将来のバージョンとの互換性も保証されません。また、Ruby の実装がサポー トしていない場合はキーワード引数を指定しても無視される可能性があります。
stat(result_hash = {}) -> {Symbol => Integer}
[permalink][rdoc]stat(key) -> Numeric
GC 内部の統計情報を Hash で返します。
GC.stat # => { :count=>2, :heap_used=>9, :heap_length=>11, :heap_increment=>2, :heap_live_slot=>6836, :heap_free_slot=>519, :heap_final_slot=>0, :heap_swept_slot=>818, :total_allocated_object=>7674, :total_freed_object=>838, :malloc_increase=>181034, :malloc_limit=>16777216, :minor_gc_count=>2, :major_gc_count=>0, :remembered_shady_object=>55, :remembered_shady_object_limit=>0, :old_object=>2422, :old_object_limit=>0, :oldmalloc_increase=>277386, :oldmalloc_limit=>16777216 }
戻り値のハッシュは処理系に依存します。これは将来変更になるかもしれません。
本メソッドは C Ruby 以外では動作しません。
stress -> bool
[permalink][rdoc]stress=(value)
GC.stress が真に設定されている間は、GC を行えるすべての機会に GC を行います。
garbage_collect -> nil
[permalink][rdoc]ガーベージコレクトを開始します。
GC.start や ObjectSpace.#garbage_collect と同じ働きをします。 GC.disable により GC が禁止されている場合は何もしません。
nil を返します。