Ruby 2.0.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > GCモジュール
クラスの継承リスト: GC
GC は Ruby インタプリタの「ゴミ集め(Garbage Collection)」を制御 するモジュールです。
@see ObjectSpace
count -> Integer
[permalink][rdoc]プロセス開始からガーベージコレクトを実行した回数を Integer で返し ます。
disable -> bool
[permalink][rdoc]ガーベージコレクトを禁止します。
前回の禁止状態を返します(禁止されていたなら true, GC が有効であったなら、 false)。
[SEE_ALSO] GC.enable
enable -> bool
[permalink][rdoc]ガーベージコレクトを許可します。
前回の禁止状態を返します(禁止されていたなら true, GC が有効であったなら、 false)。
[SEE_ALSO] GC.disable
start -> nil
[permalink][rdoc]ガーベージコレクトを開始します。
GC#garbage_collect や ObjectSpace.#garbage_collect と同じ働きをします。 GC.disable により GC が禁止されている場合は何もしません。
nil を返します。
stat(result_hash = {}) -> {Symbol => Integer}
[permalink][rdoc]GC 内部の統計情報を Hash で返します。
GC.stat # => { :count => 18, :heap_used => 77, :heap_length => 77, :heap_increment => 0, :heap_live_num => 23287, :heap_free_num => 8115, :heap_final_num => 0, }
戻り値のハッシュは処理系に依存します。これは将来変更になるかもしれません。
本メソッドは C Ruby 以外では動作しません。
stress -> bool
[permalink][rdoc]stress=(value)
GC.stress が真に設定されている間は、GC を行えるすべての機会に GC を行います。
garbage_collect -> nil
[permalink][rdoc]ガーベージコレクトを開始します。
GC.start や ObjectSpace.#garbage_collect と同じ働きをします。 GC.disable により GC が禁止されている場合は何もしません。
nil を返します。