Ruby 1.9.3 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > open-uriライブラリ
http/ftp に簡単にアクセスするためのクラスです。 Kernel.#open を再定義します。
http/ftp の URL を、普通のファイルのように開けます。
require 'open-uri' open("http://www.ruby-lang.org/") {|f| f.each_line {|line| p line} }
開いたファイルオブジェクトは StringIO もしくは Tempfile で すが OpenURI::Meta モジュールで拡張されていて、メタ情報を獲得する メソッドが使えます。
open("http://www.ruby-lang.org/en") {|f| f.each_line {|line| p line} p f.base_uri # <URI::HTTP:0x40e6ef2 URL:http://www.ruby-lang.org/en/> p f.content_type # "text/html" p f.charset # "iso-8859-1" p f.content_encoding # [] p f.last_modified # Thu Dec 05 02:45:02 UTC 2002 }
ハッシュ引数で、追加のヘッダフィールドを指定できます。
open("http://www.ruby-lang.org/en/", "User-Agent" => "Ruby/#{RUBY_VERSION}", "From" => "foo@bar.invalid", "Referer" => "http://www.ruby-lang.org/") {|f| ... }
http_proxy や ftp_proxy などの環境変数は、デフォルトで有効になっています。 プロキシを無効にするには :proxy => nil とします。
open("http://www.ruby-lang.org/en/", :proxy => nil) {|f| ... }
また、open-uri を読み込むと URI::HTTP と URI::FTP が OpenURI::OpenRead モジュールをインクルードします。ですので、 URI オブジェクトも似たような方法で開けます。
uri = URI.parse("http://www.ruby-lang.org/en/") uri.open {|f| ... }
URI オブジェクトは直接読み込むことができます。 戻り値の文字列は、OpenURI::Meta で拡張されています。
str = uri.read p str.base_uri
OpenURI | http/ftp に簡単にアクセスするためのモジュールです。 |
OpenURI::Meta | サーバから取得したデータの属性を扱うために使われるモジュールです。 データを表す文字列や StringIO が extend します。 |
OpenURI::OpenRead |
OpenURI::HTTPError | リソースの取得に失敗した時に投げられます。 |