Ruby 1.8.7 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rdoc/parsers/parserfactoryライブラリ > RDoc::ParserFactoryモジュール

module RDoc::ParserFactory

クラスの継承リスト: RDoc::ParserFactory

要約

ソースコードを解析するパーサを生成するためのファクトリクラスです。

新しいパーサを作成する場合には extend して使用します。

[注意] 1.9 系では、require 先やクラス名が以下のように変更になりました。

目次

特異メソッド
alias_extension can_parse parser_for
インスタンスメソッド
parse_files_matching

特異メソッド

alias_extension(old_ext, new_ext) -> bool[permalink][rdoc]

old_ext に登録されたパーサを new_ext でも解析できるようにエイリアスを登 録します。

[PARAM] old_ext:
拡張子を文字列で指定します。
[PARAM] new_ext:
拡張子を文字列で指定します。
[RETURN]
エイリアスが登録された場合は true を返します。old_ext にパーサ が登録されていない場合、エイリアスが登録されずに false を返しま す。
can_parse(file_name) -> RDoc::C_Parser | RDoc::RubyParser | RDoc::Fortran95parser | nil[permalink][rdoc]

file_name を解析できるパーサクラスを返します。見つからなかった場合は nil を返します。

[PARAM] file_name:
解析するファイルの名前を指定します。
parser_for(top_level, file_name, body, options, stats) -> RDoc::C_Parser | RDoc::RubyParser | RDoc::Fortran95parser | RDoc::SimpleParser[permalink][rdoc]

file_name を解析できるパーサのインスタンスを返します。 見つからなかった場合は RDoc::SimpleParser のインスタンスを返します。

[PARAM] top_level:
RDoc::TopLevel オブジェクトを指定します。
[PARAM] file_name:
ファイル名を文字列で指定します。
[PARAM] body:
ソースコードの内容を文字列で指定します。
[PARAM] options:
Options オブジェクトを指定します。
[PARAM] stats:
RDoc::Stats オブジェクトを指定します。

インスタンスメソッド

parse_files_matching(regexp) -> ()[permalink][rdoc]

regexp で指定した正規表現にマッチするファイルを解析できるパーサとして、 自身を登録します。

[PARAM] regexp:
正規表現を指定します。

新しいパーサを作成する時に使用します。

例:

class XyzParser
  extend ParserFactory
  parse_files_matching /\.xyz$/
  ...
end